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【向日町競輪・G3平安賞】中国の大将・清水裕友がラインの力で痛みを克服し勝利を目指す

東スポWEB / 2024年9月5日 20時1分

座骨神経痛を嘆く清水裕友は厳しい表情

向日町競輪の大阪・関西万博協賛競輪G3「開設74周年記念 平安賞」は5日、開幕した。12R特選は北井佑季が窓場千加頼の番手脇本雄太をさばいてまくり、和田真久留が抜け出して白星を挙げた。S班戦士の清水裕友(29=山口)は5着とし、2日目(6日)の二次予選で軌道修正を図っていく。

表情をゆがめ、実情を話す。初日特選は近畿と神奈川勢でやり合う形になり、まくりごろかと思われたが「座骨神経痛で力が入らなかった。打鐘でも遅れてしまっていたし」と説明した。顔色も良くなく、落ち込んだ様子だった。

時折ある症状のようで「大体2日目には良くなるんですが」と深刻にはとらえずにいくつもりだ。異変を感じたのは直前の練習の時で「痛めたかな、という感じがあったんです」。極限状態のレースの際に明らかな不調を感じ、悔しさをにじませた。

苦境にあるのは事実。しかしこういう時こそラインの力が武器になる。2日目の9R二次予選は中国の新鋭・西田優大と同じ番組で「任せます。自分にできることをしっかりやります」と前を向いた。連係は当然初めてになるものの「練習で会ったことはあるんですよ。去年の冬だったかな」とそのポテンシャルの高さは知っている。

中国を引っ張る大将として、結果につなげるしかない。九州勢もライン参加することにより、有利な形になった。9R後は、ヒロトらしい笑顔で引き揚げてくる。

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