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【阪神】甲子園では〝土つかず〟 「ドラゴンズ銀行」から貯金10に岡田監督の心境は?

東スポWEB / 2024年9月6日 5時6分

試合に勝利し大竹(中)、岩崎(右)と談笑する阪神・岡田監督

阪神は5日の中日戦(甲子園)に2―1で辛勝し、同一カード3連勝を飾った。この日首位の座に立った巨人とは3ゲーム差。2位に後退した広島とは2・5差と詰め、しぶとくV戦線に生き残った。今季の甲子園での中日戦は10勝1分けと土つかずのままフィニッシュ。上得意とする「ドラゴンズ銀行 西宮支店」から合計10もの貯金を巻き上げた岡田彰布監督(66)の心境は――。

3回に幸先よく2点を先制したものの、その後は打線がつながらずスコアボードはゼロ行進。それでも5回8安打1失点で降板した先発・大竹の後を受けた桐敷―石井―岩崎―ゲラの救援4投手が無失点でつなぎ、わずか1点のリードを守り切った。

試合後の岡田監督は、竜打線を拙攻の沼に沈めたブルペン陣たちを「きょうは救援投手の4人に尽きる? そういうことや。おーん。そら抑えると思って出してるんやから」と称賛。自慢の手駒たちの粘りに賛辞を惜しむことはなかった。

何とか意地を見せようと最後まで食い下がってきた立浪竜との接戦を「そら何とか1勝せなアカンってのは伝わってきたよ」と振り返った虎将。甲子園で今季一度も負けなかったことについての質問も飛び「そんなんオマエ『そやったかな』って思ってるだけよ。そんなん計算してないよ」と一喜一憂を戒めながらも、会見場から引き揚げる際には「まあまあ。まあな。フフフ」とニンマリ顔を隠すことができなかった。

自身も第1次政権時代、宿敵・落合竜の本拠地・ナゴヤドーム(現バンテリンドーム)を大の苦手としていた岡田監督だけに「鬼門」とされる地で、どういうわけか普段通りの力を出すことができない苦しさは身に染みて理解している。

この日の試合前練習中に一塁ベンチ内で虎番たちと雑談を楽しんだ際には、前日4日のカード第2戦をこう振り返っていた。

「きのうの初回のカリステな。なんでノーアウト一、二塁で3番打者がバントしたんやろ。(走者を)進められるより、打ちにこられた方がよっぽど嫌やったわ…」

当該のシーンでカリステはベンチからの指示で犠打を試みるも2球連続で失敗し、2ストライク。ここでヒッティングに切り替えるよう指示が出たが、それに応じず3バントを敢行。結果として一死二、三塁とチャンスを広げることに成功していた。4―9で敗れた試合終了後、立浪監督はこの一幕について「サイン通りに動いてくれないと。追い込まれてバントするところではない」と苦言。相手ベンチのチグハグな空気は岡田監督にも伝わっていた模様だ。

とはいえ、4位・DeNAまでの上位4チームが4・5差内にひしめく大混セが復活しつつある今、敵軍に余計な情けをかけている暇はない。大逆転アレンパを狙う岡田監督は「全部勝てるわけではないが、勝てるチャンスがあれば逃さないで勝っていくことが大事」と一戦必勝の姿勢を強調し、残り19試合となったペナントレースを全力で戦っていくことを改めて誓った。

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