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【巨人】圧巻投球の陰で… 戸郷翔征が抱くエースの〝葛藤〟とは

東スポWEB / 2024年9月6日 5時6分

3年連続の2桁勝利を飾った戸郷翔征

巨人が5日のヤクルト戦(岐阜)に3―0で勝利し、セ首位に再浮上した。約2年ぶりに中4日での先発となった戸郷翔征投手(24)が7回1安打無失点と圧巻の投球内容で、3年連続の2桁勝利となる今季10勝目をマーク。チームに追い風を吹かせた。

エースの底力を存分に発揮した。初回こそ二死三塁のピンチを背負ったものの難なく無失点で切り抜け、その後もテンポのいい投球でツバメ打線を手玉に取った。両軍スコアレスの5回には主砲・岡本和の先制22号3ランが飛び出し、右腕もベンチで思わずガッツポーズ。8回からバトンを託したリリーフ陣も無安打無失点に抑え込み、スコアボードに「0」を並べて白星をつかみ取った。

終わってみれば、許した安打は初回先頭の西川のみ。球団史上初となる〝スミ1安打完封リレー〟も成し遂げた戸郷は「一球一球、初回から飛ばしていくつもりだった。中4日だったので何球投げられるか分からなかったんですけど、いい投球ができたので良かったかなと思います」と白い歯をのぞかせた。

シーズン終盤になってセV争いは2位転落の広島だけでなく、再びジワジワと3差に迫ってきた3位・阪神も圏内に入り込む混戦模様。そして首位と4・5差の4位・DeNAも侮れない存在となってきた。

ぎりぎりの戦いが続く中、戸郷もエースとしての重責から人知れず葛藤を抱きながら己と向き合っている。実際にチーム関係者からは「最近はあれだけポーカーフェースだった戸郷もマウンド上で時々感情を表に出すようになった。それだけ本人の中でプレッシャーのようなものを感じているのではないか」との指摘も出ていたほどだ。

戸郷を直撃すると「そうですね。緊迫した場面が多いので、最近では出るときもありますね」と認め、続けて「(気持ちを出すことで)いい働きをする時もあるし『アカンな』てなる時もある。難しいんですけど、何がいいのか自分でも探りながらやっている感じですね。(調子が)いい時もあれば悪い時もあるから…。本当に難しいなと思いながらやってます」と明かした。

悩みながらも激戦のマウンドを乗り越え、日々成長を続ける戸郷が〝混セ〟の中からチームを優勝へと導いていく。

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