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【パラ競泳】親友のひと言で競技の世界へ 銅メダル・辻内彩野の夢は〝巨人戦の始球式〟

東スポWEB / 2024年9月6日 18時46分

銅メダルを獲得した辻内彩野(ロイター)

パリパラリンピックの競泳女子100メートル自由形(S12)で銅メダルを獲得した辻内彩野(27=三菱商事)は、親友の何気ないひと言が人生を変えた。

小学校3年から競泳人生をスタートさせ、全国大会に出場した経験を持つ。それでも「高校3年間で出し切った」と大学ではトレーナーを目指す道を選択。一度は競泳から離れるも、2015年3月にカラオケ店へ足を運んだ際の出来事が辻内の心を動かすきっかけとなった。

同年4月に進行性の難病「黄斑ジストロフィー」と診断された辻内の視力は小学校高学年の頃から悪化。カラオケでは画面を近距離で凝視しながら熱唱していたという。その姿を見た高校時代の同級生でパラ競泳でリオ大会に出場した森下友紀さんが「障がい者手帳が取れたらパラに来れば?」と誘うと、17年に障がい者手帳を手にしたタイミングで「3つ下の妹のレースを見て泳ぎたいなって思ったりした時に森下の言葉が出てきた」と覚悟を決めた。

21年東京大会では50メートル自由形(S13)で7位入賞。今春には視覚障害のクラス分けで程度がより重い「S12」の認定を受け、主戦場が50メートルから100メートルとなった。未知なる領域だったものの、パリ大会の決勝では1分1秒05で銅メダルを獲得。表彰台に立った辻内は満面の笑みで喜びをかみしめた。

そんな辻内は大の巨人ファンで、本拠地・東京ドームにユニホームを着て足を運ぶこともあるほどだ。かつての本紙インタビューでは「東京ドームで巨人の捕手に対して始球式をやりたい」と語っていたが、メダリストに吉報は届くのだろうか。

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