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阪神が最も有利! 本紙評論家・伊勢孝夫氏が大混戦のセ・リーグでこう断言する根拠

東スポWEB / 2024年9月7日 5時2分

阪神の岡田彰布監督

阪神は6日のヤクルト戦(神宮)に9―1で完勝し、首位・巨人とのゲーム差は2・5。投打の歯車もしっかりかみ合い、逆転アレンパの射程圏へ本格的に進出した。4位・DeNAの快進撃も相まってセ・リーグは上位4球団が4・5差にひしめく混戦状態に突入。この状況を先月末の時点で〝予言〟していた本紙評論家の伊勢孝夫氏は「今、最も有利な位置にいるのは阪神。混戦になればなるほど経験豊富な岡田監督の指揮官としての力量と、残り試合数の少なさがモノを言うだろう」と持論を展開した。

岡田監督はこの状況をどこまで逆算しとったんやろな。球宴前の5月から7月にかけて、ファーム再調整を命じていた森下、大山、佐藤輝の状態がここにきてピークに達しつつある。苦しい状態をやりくりしながら「9月に一番強い」チームをつくりあげた。これが計算ずくだとしたらホンマにすごい監督や。

中軸3人だけでなく、ここまで不振に苦しんできた2番打者・中野も打線の中でだいぶ機能するようになってきた。そら強いのも当然よ。今はチーム全体から、昨季の日本一チームとしてのプライドと自信を感じるよな。阪神はここまでリーグ最多の125試合を消化。残り18試合となれば、このままチーム状態を落とすことなく、最後まで走り切る可能性も出てきた。当初は不利とみられていた残り試合数の少なさが、逆に有利な方向へ作用するかも分からんな。

しかしまあ、たった1週間でペナントのすう勢がここまで一変するとはな。やっぱり9月ってのはおっかない季節や。この状況をつくりだしたのは、言うまでもなくイケイケ状態で6連勝中のDeNA。セ・リーグがこの時期にここまでもつれるのは随分と記憶にないな。面白くなってきたわ。

来週の火水木(10~12日)には阪神が甲子園でDeNAと、広島がマツダで巨人と直接対決に臨むことになる。上位4チームにとってはここが大きな正念場になるやろな。DeNAは勢いに乗ると強いけど、ここぞという場面で粗さが出て一気に崩れてしまう脆さもある。この好調がどこまで続くか。まずは週末の対巨人2連戦に注目やな。逆に阪神は、まずヤクルトにしっかり勝ち越して次カードのDeNA3連戦で「3タテさえ食らわなければOK」という状況をつくっておきたいところや。

最後まで何が起こるか分からない大混戦やけど、最後に笑うのは岡田監督かな。先発投手の枚数的にも余裕があるし、無理にムチを入れる必要も今は感じない。経験豊富な監督やし、最後まで細心の注意を払ってチームをマネジメントするやろな。 (本紙評論家)

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