1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【パラ競泳】パリ大会で2冠達成の木村敬一を突き動かす言葉「置かれた場所で咲きなさい」

東スポWEB / 2024年9月7日 15時28分

100メートルバタフライで2連覇を果たした木村敬一(ロイター)

パリパラリンピックの競泳男子100メートルバタフライ(S11)で2連覇を果たした木村敬一(33=東京ガス)には、大切にしている言葉がある。

先天性疾患により2歳で視力を失った木村は、小学4年から競泳をスタート。視覚情報が一切ない状態でも、小学校卒業時には4泳法をマスターした。「僕は生まれつきの障がいなので、ぶつかるのも当たり前の中で育っているし、見て覚えるということ自体を知らない。単純に比べられるわけではないが、自分は何かを失ったというか、欠けているとは思わない。僕の中で100%のことをやっている」。2008年北京パラリンピックから5大会連続で真夏の祭典を経験し、日本のエースとしてパラ競泳界をけん引してきた。

そんな木村の座右の銘は「置かれた場所で咲きなさい」。2016年に旭日中綬章を受賞した故・渡辺和子さんの言葉で、渡辺さんが発行した本のタイトルにもなっている。木村は「今できることをやりなさいって話。それを考えて、そういうふうに生きていくのが楽な気がしている」と自問自答を繰り返してきた。

21年東京パラリンピック後は、12年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪女子200メートルバタフライで銅メダルを獲得した星奈津美さんの指導のもと、バタフライのフォームを改良した。今大会は50メートル自由形でも優勝。2冠達成の裏には「今できること」を全力で取り組む姿勢があった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください