【日本ハム】新庄監督が４連勝で粋な計らい 「選手に聞いてあげて」とだけ残し会場去る

新庄監督

日本ハムは７日、本拠地（エスコン）でオリックスと対戦し５―１で快勝。４連勝で貯金を今季最多の「１５」とした。

先発左腕・加藤貴が序盤から走者を出すものの要所を締める投球。五回まで相手打線を２安打無失点に抑えた。六回には２本の安打で１死一、二塁のピンチを迎えたが太田を遊ゴロ併殺に仕留め得点を許さず。七回に頓宮にソロ本塁打を浴びたが失点はこの２点だけ。七回９６球を投げ６安打１失点の好投で自身キャリアハイとなるシーズン９勝目を挙げた。

打線も加藤貴の好投を序盤から援護した。二回に万波の左中間適時打で先制すると四回にも伏見が左翼超え適時二塁打で加点。五回には１死一、三塁からこの日５番に座ったマルティネスが左翼二階席へ特大３ランを放ちオリックスを突き放した。

この日、ソフトバンクがデーゲームで敗れたため首位との差は「７」に縮まった。残り試合を考えれば優勝はかなり厳しいが、新庄剛志監督（５２）は「僕は上しか目指さないんで。下（のチーム）は全く考えていない」と諦めていない。

この日試合後はチームの快勝もあってか、広報を通じ「選手に聞いてあげて」とだけコメントを残し球場を後にした指揮官。残り２０試合でミラクルはあるのか。日本ハムの戦いからますます目が離せなくなってきた。