【阪神】佐藤輝明が２戦連発１３号で５連勝 気付けば打点王〝射程〟に「もっと稼ぎたい」

佐藤輝のホームランに大興奮の阪神ファン

阪神・佐藤輝明内野手が７日のヤクルト戦（神宮）で２戦連発となる１３号２ランをマーク。６―０の完勝劇に大きく貢献し、チームを５連勝へと導いた。

９月の月間打率は３割５分ジャスト。４戦連続安打＆４戦連続打点と〝活火山モード〟に突入した規格外男にとって、神宮の杜は狭すぎたのかもしれない。

２―０と２点の先制に成功した直後の初回一死一塁。相手先発・高橋の投じたカウント０―１からの甘く入ったスライダーを見逃すことなく捉えると、逆方向へと舞い上がった白球は虎党の待ち構える左翼責へと着弾。ゲーム序盤で奪った４点のリードで、岡田虎は終始優位に戦局を進めることができた。

試合後、ヒーローインタビューに選ばれた背番号８は「打線全体でいい点の取り方ができている（本塁打は）いい感触で打てた」と笑顔。逆転アレンパを信じる虎党たちから大喝采を浴びた。

開幕当初の打撃不振も今は昔。８月以降、３１試合で８本塁打、３１打点と好調を持続する佐藤輝は気がつけば、セ・６位となる６３打点をマーク。トップに立つ岡本（巨人）とは僅かに５点差。自身初となる打撃主要タイトル獲得も夢ではなくなってきた。

「トップ争いができるよう、もっと打点を稼ぎたい」と充実した笑みで、球場から引き揚げた虎の華。チームとしても、個人としても狙うは当然、頂上一つしかない。