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【秋場所】被災地に夢と元気を 大の里は大関昇進で地元の〝英雄〟となれるか

東スポWEB / 2024年9月9日 6時2分

熱海富士(右)をはたき込んだ大の里

大関昇進で地元の〝英雄〟となれるか――。大相撲秋場所初日(8日、東京・両国国技館)、関脇大の里(24=二所ノ関)が幕内熱海富士(22=伊勢ヶ浜)をはたき込んで白星発進。取組後には「先場所は初日に負けていたし、(場所への)入り方が大事だと思っていた」と納得の表情を浮かべた。

今場所12勝以上を挙げれば、大関昇進の目安となる三役の地位で3場所合計33勝に到達する。その大の里は、歴代7位となる14度の幕内優勝を達成した第54代横綱輪島(故人)と同じ石川県出身だ。輪島の遠縁で「しのぶ会」の瀬戸三代氏(68=七尾市議会議員)は取材に対し、「大の里関は圧倒的に強いので石川県民からの期待は大きいし、みんな応援している。もし大関になって横綱を目指すとなると、(石川県中が)もっと盛り上がる」と笑みを浮かべた。

元日には能登半島地震が発生。大の里は新小結で臨んだ5月の夏場所で史上最速Vを果たし、先場所前の7月7日に津幡町で祝賀パレードが開かれた。

被災地では現在も震災による深刻な被害が残っており、瀬戸氏は「(能登は)揺れがひどくて、地面が割れたり、家がつぶれた人も多い。復興は今一番大きな課題だし、現在も仮設住宅に住んでいる人は多い」と説明。その上で「そうした中でも(被災者は)テレビで相撲を見ているし、大の里の活躍が被災地に夢、希望、元気を与えている」と述べた。

大の里は昨年夏場所で幕下10枚目格付け出しデビューし、今場所が9場所目。昭和以降の大関昇進は、幕下付け出しでは豊山と雅山の所要12場所が最速で〝大器〟が記録を塗り替える可能性は十分ある。瀬戸氏は「(石川で)大の里関は『輪島関を超えるぐらいの逸材』と言われている。今場所で12勝以上勝ち星を重ねて大関に昇進して、輪島関のように横綱までかけ上がってほしい」とエール。大の里は地元からの期待に応え〝ヒーロー〟となるしかない。

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