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【広島】新井監督 2カード連続負け越しも…シーズン終盤に若鯉を起用する「深い理由」

東スポWEB / 2024年9月9日 6時2分

前向き発言を繰り返す新井貴浩監督

セ2位の広島は8日の中日戦(マツダ)に3―4で惜敗した。

これで今月最初の6連戦は1勝5敗で2カード連続の負け越し。BクラスのDeNA、中日を相手に星を取りこぼしたのは痛手だ。それでも新井貴浩監督(47)はおなじみのポジティブシンキング。試合後も「どこが相手だろうと一試合一試合、一球一球ね。みんなで頑張っていきたい」とファイティングポーズを崩さなかった。

そんな指揮官がこの日先発マウンドに送り出したのは23歳の玉村だった。初回に3失点を喫し、苦しい展開を余儀なくされたが「それは俺が言わなくても、本人が分かっていると思う」と左腕をやり玉には挙げず「みんな最後まで諦めない、追いついて、追いかける気持ちが出ていた」と1点差まで追い上げたことを評価した。

もちろん何歳だろうが、プロの世界では結果を求められる。しかし、どんな状況であっても〝前向きワード〟を放つ背景には、投打に20代の選手が多く占める現有メンバーを思ってのことだろう。それは自身が現役時代に経験したことにも由来している。新井監督本人がこう打ち明けていた。

「俺が若い頃はずっとBクラス。5位、6位の繰り返しだった。一軍の1打席と二軍の1打席は違うと思うし、特に若い子はこういうしびれる展開での1打席っていうのは本当に成長につながると思う。負けやミスからでも、もちろん学ぶことがあると思う」

1999年に入団した当初のカープは低迷期だった。ペナントレース終盤の優勝争いを肌身で知ったのは、2008年に阪神にFA移籍した30代の脂が乗り切った後のことだった。それだけに伸び盛りの若手たちがヒリヒリとした緊張感の中でプレーできる経験は、選手としての成長を加速させるはず。新井監督のブレない信念に一人でも多くの若鯉が応えられれば、悲願もグッと近づきそうだ。

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