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【日本ハム】これも〝新庄マジック〟か 緊迫するシーズン終盤に快進撃「CSもやれそうな感じ」

東スポWEB / 2024年9月9日 6時3分

貯金2桁で、のびのびと首位ソフトバンクを追う日本ハム・新庄監督(左)

パ・リーグ2位の日本ハムがシーズン終盤に入っても好調を維持している。8日のオリックス戦(エスコン)こそ延長10回に4―5で敗れ、連勝が「4」で止まったものの貯金は「14」。2カード連続で勝ち越している上に3位・ロッテに4・5ゲーム差をつけている。

本来、シーズン終盤といえばリーグ優勝やCS争いを続けるチームには勝利への重圧に加え、相手の警戒も強まり大型連勝はできなくなるもの。ところが、日本ハムは真逆で終盤になるにつれて加速し、清宮やレイエス、マルティネスなどの主力選手も軒並み状態を上げ始めている。

上位チームが相次いで苦戦する時期にもかかわらず、なぜ泰然自若で試合に臨めているのか。要因は若手を中心とした各選手の成長もさることながら、チーム周辺の「雰囲気」も大きい。

日本ハムは2位ながら首位を走るソフトバンクとは8差。優勝を狙える位置にはいるが、残りの試合数(19試合)を考えれば厳しいのは誰の目にも明らかだろう。そのため、優勝を目指しながらも各選手は重圧を感じないまま平常心で試合に臨めている。これがチーム全体に好影響を及ぼしているといわれる。

さらに新庄剛志監督(52)のムードづくりもチームの勢いを後押ししている。

指揮官は6日に各選手に対し「今後は野球を楽しもう」と通達。報道陣にも「みんな『頑張ります、頑張ります』ってここまできたので、これからは『頑張ります』っていう言葉を『楽しみます』に代えてもらえます?」と異例のお願い。チーム内外で野球を楽しむことを徹底させた。おかげでベンチ内は適度な緊張こそあるものの、選手から笑みが絶えることはない。こうした空気もチームの好調を支えているのだろう。

チームが日本一に輝いた2016年を知る松本剛も「優勝、CS争いの重圧? ないですね」と笑いながら現在のチーム状況をこう打ち明けた。

「監督も言ってるみたいですが、僕らは上を目指すだけ。だから重圧はそれほど感じていません。前に優勝した時のことはもう忘れましたけど、今のチームの雰囲気は本当にいいので。このままなら(CSも)やれそうな感じもしますからね」

オリックス時代に連覇を経験した伏見も、現状に手応えを感じている。

「若いチームだからというのもあるのかもしれませんが、チーム全体が硬くなっている感じはしません。オリックス時代はマジックがつかないまま優勝した緊迫する戦いもしましたけど、それとはまた違って今は本当に楽しみながら野球をやれてますから。まだまだ優勝のチャンスはありますし、僕自身も相手のことはあまり考えない。まずは自分たちのことをしっかりやる。それができていると思います」

シーズン終盤でも自然体で試合に臨めている日本ハム。この空気を最後まで維持できれば、CSでの一発逆転も夢ではないかもしれない。

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