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【パラ陸上】夫からプロポーズを受けたパリの地で銅メダル 道下美里が明かす〝前向きワード〟

東スポWEB / 2024年9月9日 17時12分

思い出の地で銅メダルを手にした道下美里(ロイター)

パリパラリンピックの女子マラソン(T12)で銅メダルを獲得した道下美里(47=三井住友海上)には、人生を変えた〝前向きワード〟がある。

小学4年で膠様滴状角膜ジストロフィーを発症し、右目の視力が低下。学生時代は左目が見えており、私生活に大きな影響はなかった。ところが、26歳のころに左目の視力もほとんど失った。「生きていく意味なんてあるのかな」と途方に暮れるも、盲学校へ入学後に出会った男性のひと言が今でも心に残っている。

「当たり前のように順調にうまくいっている時に何でもうまくいくのは当然。でも、逆境の時にどう対処するかで人間の価値は決まるようなもんだよ」

障がいを言い訳にしない姿勢に盲学校の仲間に感化され、自然と挑戦心が芽生えた。「あまりに運動不足になってぽちゃぽちゃしていたので、ちょっとやせたいな」。ダイエット目的で陸上を始めると、2008年から始めたブラインドマラソンではメキメキと頭角を現した。16年リオパラリンピックで銀メダルを獲得し、21年東京パラリンピックでは金メダルに輝いた。

今大会に向けては「本当にうまくいかないことばっかりだった」と涙ながらに振り返ったが、粘り強い走りを披露した。3時間4分23秒のタイムで4番目にゴール。しかし、3番目にゴールしたスペイン選手が失格となり、道下の手にメダルが渡った。「仲間が支えてくれて、どんなときも応援してくれて、ここまで仕上げてこられた」。パリは道下が31歳のときに夫からプロポーズを受けた場所。花の都でまた1つ新たな思い出が2人の脳裏に刻まれた。

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