歌手復帰の氷川きよし「紅白本命視」か 幅広い層に支持され、危機的視聴率救う可能性

コンサートツアーも順調な氷川きよし

今年のＮＨＫ紅白歌合戦に、歌手の氷川きよし（４７）の出場が本命視されているという。２０２２年の紅白を最後に休養に入り、今年８月１７日に歌手活動への復帰を果たした。コンサートツアーも順調となれば、当然年末の国民的な番組も視野に入ってくるだろう。いよいよ紅白にも帰ってくるのか――。

休養前最後となった２２年の紅白。巨大なフェニックスに乗り、全身金ラメのド派手衣装で登場した氷川は「限界突破×サバイバー」を熱唱した。そして「ありがとうございました。また、必ず帰ってきます！」と復帰を約束したのだった。

あれから約１年８か月――。東京・有明の東京ガーデンシアターで、約６５００人のファンの大歓声に迎えられた氷川は復帰を果たした。ある音楽関係者の話。

「デビュー曲である『箱根八里の半次郎』や『白雲の城』といったヒット曲などの演歌も途中入れ込みながら、ポップスやシャンソンといった曲も交えてのコンサートでした。休養前には『演歌は歌いたくない』と話していましたが、ファンのためにも演歌もポップスも、どちらの曲も歌える歌手として新たなスタートを切ったといえるでしょう」

この復帰を喜んだのはファンだけではない。紅白スタッフも興味津々だという。

ある芸能プロ関係者は「氷川が復帰するという一報が出た段階で、紅白スタッフは色めき立ったそうです。昨年の紅白の視聴率は第２部がワースト記録更新の３１・９％。このままいけば今年は３０％割れすらありえます。そういう危機的状況を変えてくれる可能性がある一人が氷川です。何と言っても若い人からお年寄りまで幅広い層からの支持があり、紅白復帰はインパクトがある。復帰段階で紅白内定と言われていました」。

実際、一部メディアでは今回のライブ会場にＮＨＫ関係者が来場していたという報道もある。

もちろん、出場するからには１曲だけで終わりそうにない。

「局内では白組とかではなく〝特別枠〟という形での出演が検討されているようです。ポップスも演歌も歌ってもらい、紅白を盛り上げてもらいたいというところでしょう」と同関係者は言う。

当然、氷川も紅白復帰は可能性の一つとして想定しているに違いない。

「２３年連続で出場した思い入れは強い。何より休養前の紅白で『必ず帰ってきます』と約束していますからね」（同）

氷川が紅白に復帰すれば、大きな話題になりそうだ。

（視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ）