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【西武】〝送り人〟岡田雅利が引退試合でピンチバンターに意欲「どういう場面でもいい。プレーで恩返し」

東スポWEB / 2024年9月10日 6時7分

14日のロッテ戦で引退試合を行う西武・岡田雅利

西武のムードメーカー・岡田雅利捕手(35)が14日のロッテ戦(ベルーナ)で引退試合を迎える。

最後の花道を前に、8日に行われたイースタン・リーグの楽天戦(カーミニーク)で〝ファーム引退試合〟を終えた。「8番・捕手」でスタメン出場すると、2回二死二塁の第1打席で三飛に倒れ、4回の守備から退いて二軍戦に別れを告げた。

今季限りでの現役引退が発表されたのは今月3日。岡田によると周囲からの反響は大きかったといい「自分から連絡しなければいけないのに、多くの方から連絡をいただき申し訳ない気持ち。決まった時点で森(友哉)にも話していたので『11年間お疲れさまでした』と〝らしくない〟敬語で返事が返ってきました」と苦笑いを浮かべた。こうしたやりとりからも引退する実感を日々強めているという。

昨年3月に左足に3度目のメスを入れた時点で「これでダメなら引退します」と語っていた岡田。そのメドを「6月30日の誕生日までに一軍昇格できなければ」と定めていた。左ヒザの回復は順調だったが「ふくらはぎにまだしびれがあって守備時は全く感じないんですけど、走る時、サイドステップで左足に負荷がかかると痛い。無理やりやれといわれたらやれますけど、いつまたケガをするか分からない不安がある」と自ら幕を下ろすことを決めた。

14日の引退試合に向けては「そんなぜいたくは言えないですし、出られるところで出してもらえるようにしっかり声を出してアピールしたい」といい、自身の代名詞でもあるピンチバンターについても「やりたいですけどね。引退試合でバントってないと思うので。機会があればどういう場面でもいい。ここまでできたことを、まずはプレーで恩返しできるように」と夢の一端も明かした。

これまでヒリヒリする場面で何度も送りバントを決めてきた〝送り人〟岡田。やはり犠打にかける特別な思いもあった。

「僕自身、スタメンというよりベンチで声を出しながら戦況を見守り途中で行く機会が多かった。中村さん、栗山さん、メヒア、山川もそうですし、強打者の前で〝絶対に失敗できない〟というプレッシャーの中でバントをしたことが今でも強く思い出に残っている。どの場面じゃなくあの緊張感が忘れられない」

引退へのカウントダウンは着実に進んでいる。最後に岡田は「ファンの人たちには本当に感謝していますし、そこをちゃんと伝えられる機会をもらいましたし、最後しっかり感謝の気持ちを伝えたい。(ネタも)少し考えていますけど、そこまでいけるか分かんないです。たぶん泣いちゃうと思います」。試合後に行われる引退セレモニーにちょっぴり不安も口にしていた。

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