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【新日本】G1覇者ザック・セイバーJr. 取材するたびに感じさせてくれる〝日本のプロレスの誇り〟

東スポWEB / 2024年9月10日 7時12分

観客とG1優勝の喜びを分かち合ったザック・セイバーJr.

【取材の裏側 現場ノート】今年の新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」はザック・セイバーJr.(37)の初優勝で幕を閉じた。外国人選手のG1制覇は2016年大会のケニー・オメガに続く史上2人目。日本語ペラペラで今も漢字仮名交じりの連絡をくれるケニー同様、ザックもまた日本を深く愛する外国人レスラーだ。

新日本に参戦当初の17年は米ニューヨークに居を構えていたが、19年から日本に定住。我々が何気なく過ごしている日常生活の中でも、ザックには多くの気づきがある。「礼儀正しさ、謙虚さ、エゴを抑えることは、どの国でも大切だ。しかし『ベストを尽くす』という精神は日本に来て得た大きな収穫の一つだ」と明かす。

「コンビニに入るたびに感じるのだが、スタッフは8つの仕事を同時にこなしながらベストを尽くしている。英国にチップの文化はないが、米国人はいつも日本のサービスの素晴らしさと、チップを受け取らないことに衝撃を受ける。日本ではどんな状況であろうと誰もが一生懸命なので、常に『一生懸命にならなければ』と背中を押されるんだ」

英国でブリティッシュスタイルを学んだザックは、10代から日本のプロレスに憧れ続けてきた。「でも、現実の日本が私の望むようなものでなかったら、やみくもに日本にとどまることはなかっただろう。日本のレスリングは、私がそうであってほしいと願っていたものすべてだから、私は日本にとどまっている。日本のプロレスの〝チームスピリット〟が、私をここに縛りつけている」

WWEやAEWといった米国のメジャー団体の規模や勢いは確かにすさまじく、近年は日本からトップレスラーの移籍が相次いだ。しかし、記者はザックというレスラーを取材するたびに、日本という国と日本のプロレスにもっと誇りを持たないとならないなと気づかされるのだ。(プロレス担当・岡本佑介)

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