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〝虎ハンター〟小林邦昭さんが68歳で死去 度重なるがん闘病 初代タイガーマスクの好敵手

東スポWEB / 2024年9月10日 9時37分

小林邦昭さん(2023年10月)

新日本プロレスで〝虎ハンター〟の異名を取った名レスラーの小林邦昭さんが9日に死去していたことが分かった。68歳だった。

小林さんは1972年に新日本プロレスに入門。翌年2月にデビューし、80年からメキシコに武者修行した。82年に帰国すると、初代タイガーマスクとの抗争で一躍ブレークした。

絶大な人気を誇った初代虎のライバルとなった小林さんは「虎ハンター」と呼ばれ、マスクを剥ぐ無法ファイトは当時のファンを熱狂させた。84年には新日本を一時離脱し、全日本プロレスでも二代目タイガーマスクを相手に虎ハンターとして抗争を展開。86年11月には世界ジュニアヘビー級王座を獲得した。

87年4月に新日本に戻ると、8月にIWGPジュニアヘビー級王座を奪取。89年4月には獣神サンダー・ライガーのデビュー戦をの相手を務め、ヘビー級転向後は平成維震軍で活躍した。2000年4月のライガー戦で現役を引退。引退後は新日本道場の管理人として後進の育成にも励んだ。

現役中の92年に大腸がんを患いながら手術を経て復帰していた小林さんは、99年には肝臓にも転移していたことを明かしている。現役晩年は肝臓がんの手術痕を隠すためにタンクトップを着て試合をしていたが、これが引退を決意するキッカケとなっていた。その後も肺がんの手術を二度受けたことを公表していた。

世界最大団体WWEで活躍する中邑真輔はXを更新。「当時、道場の管理人になられた小林さんには自分を含め同期全員が道場でのイロハ、チャンコの作り方、時に稽古も…たくさんの事を教えていただきました。ご冥福をお祈りいたします。合掌」と小林さんを追悼していた。

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