【日本代表】三笘薫が語った〝代表の資格〟目線はどこまでも高く冷静に…バーレーン戦へ
東スポWEB / 2024年9月10日 12時7分
日本代表MF三笘薫(27=ブライトン)が、北中米W杯アジア最終予選でのフル回転を誓った。3バックがメインになりつつある森保ジャパンで左ウイングバック(WB)を担う三笘は、5日に行われた中国との初戦で1ゴールをマークするなど存在感を発揮。10日(日本時間11日)に控える敵地開催のバーレーン戦(リファー)に向けては、酷暑の中でも攻守にわたる奮闘で日本を勝利に導くつもりだ。
攻撃的3バックの布陣で、左WBの三笘は欠かせない存在だ。中国戦でも持ち味のドリブル突破からのチャンスメークや、自らの得点などストロングポイントをピッチ上で表現した。
バーレーン戦を控えた9日のトレーニング後に取材に応じた三笘は、7―0で大勝した中国戦について「点を取れない時間も慌てずにしっかりとやり続けたところは良かった。WBが高い位置に入ったときの後ろのサポートだったり、リスク管理も良かったし、(選手同士が)いい距離感でできた。相手がなかなか前から来ない中でのプレーだったので余裕もあったし、一人ひとりが考える時間があったが、次の相手はそうはいかないと思う」と振り返った。
初戦で格上オーストラリアに勝利したバーレーンは、勢いに乗る厄介な相手。しかも日本としては苦手とする中東アウェーの試合だけに、勝利にはエースの力が必要だ。2戦連続の先発も期待されるが「いつもスタメンでできる準備はしているけど、監督が決めること。どちらにせよチームのために貢献したい。最初からでも、途中からでもやるべきことは変わらない」と平常心を強調する。
また代表選手には、高いレベルで所属クラブとの両立も求められるが「毎回アジャストしないといけないが、そこに対する余裕というのは昔よりもあるかなと思う」と中心選手としての風格を漂わせた。
もちろん期待されるのはゴールやアシスト。だが、本人は代表で出続けるために必要なことを冷静にとらえている。「攻撃だけの選手、守備だけの選手は求められていない。どちらもやる必要がある。それが代表だと思うし、それを満たした上で違いを出す。そこができないと試合に出られない」。限りなく高い“三笘目線”。最終予選で最初のヤマ場となるバーレーン戦では、その“資格”を満たすパフォーマンスを披露する覚悟だ。
酷暑など敵地の環境は厳しいが「後半、選手が落ちてくるところは両チームともあると思うので、そこで集中力を切らさないことだったり、コミュニケーションを取ることが必要になる」とどこまでも冷静な三笘。エースの爆発で最終予選開幕2連勝をつかみ取る。
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