アントニー「地面師たち」オファーに直感「ノウハウのない番組がドッキリやってる」

アントニー

お笑いコンビ・マテンロウのアントニーが１０日、ニッポン放送のラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」にゲスト出演した。

アントニーと言えば、綾野剛と豊川悦司がダブル主演を務め、現在大ヒット中であるネットフリックスの配信ドラマ「地面師たち」に出演していることで話題になっている。

撮影自体は１年ほど前に行った。土屋伸之が「そもそも何で話が来たの？」と聞くと、アントニーは「結構よくあるあれなんですけど…。綾野さんと豊川さんのダブル主演で、キャストが書いてあったんですよ。リリー・フランキーさんとか山本耕史さんとかピエール瀧さん、小池栄子さんとか。で、下にアントニーって書いてあって…。ハイハイハイハイ、ドッキリですねと」と当時の心境を振り返った。

アントニーは続けて「確定でドッキリだと思ったんですよ。キャスト、やり過ぎてるし、ここに『アントニー』おかしいし、行き過ぎてるし。しかもドッキリでもなんか、新番組ぐらいの粗い、ノウハウのない番組がドッキリやってるんだと。『水曜日のダウンタウン』だったらもうちょっと違うなとか。『ドッキリＧＰ』も違うな」。

それでも「ドッキリでしょ？」と言うのもヤボだと思い、黙っていたという。その後「衣装合わせと打ち合わせみたいな感じで大根（仁）監督とお会いしたんですよ。で、スタッフさん居て、ちょっとオヤオヤと言うか、大人たちが…。大根監督いるなあと思って」。

アントニーの役は顔にタトゥーが入っている役だが、最初は顔の左側だけに入っていた。片方だけでもメークに１時間かかるが、メークしたアントニーを見た大根監督が「片方じゃダメだね。反対側も入れよう」と顔の両側にタトゥーを入れることを指示。準備のため「毎回アントニー君は２時間前に入って」と言われたという。

この指示にアントニーは「これ怪しいだろ、と。２時間前に毎回…。『５時の撮影があったら、アントニー君は３時とか２時半になる』みたいなことを大根監督に言われて。これも何か僕を試そうとしているドッキリの１個の仕掛けかなみたいな」と明かした。

ギリギリまで疑ったアントニーだが、「本番で綾野剛さん見た時に、これドッキリじゃねえや」と思ったそうで「綾野剛さんで９０％で、豊川悦司さん出てきた時に、もう絶対（ドッキリと）違う」とわかったという。