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【バレーボール】日本率いたブラン監督 韓国行きの理由告白「これがなければ難しかった」

東スポWEB / 2024年9月10日 15時23分

日本代表を率いたブラン監督

パリ五輪でバレーボール男子日本代表を率いた名将フィリップ・ブラン監督が、韓国行きを決断した理由を明かした。

日本はメダル獲得を狙ったパリ五輪で準々決勝イタリア戦に敗れて8強敗退に終わった。

大会後に韓国のクラブチームである現代キャピタルの指揮官就任が決まっており、現在は新シーズンの開幕に向けて精力的に指導にあたっている。

国際舞台で強烈な存在感を発揮してきたブラン監督には、日本代表監督の続投を待望する声も根強いが、なぜ電撃的に韓国へ渡ったのか。韓国誌「スパイク」のインタビューでその理由を吐露している。

ブラン監督はまず日本代表での指揮を振り返り「日本代表チームでは(コーチ時代を含め)8年ほど一緒に時間を過ごした。初めて見た選手と、パリ五輪での最後の姿は違った。結局時間が必要だったのだ。選手の技量発展のためには中長期的な計画を持って時間を多く投資して、努力を傾けなければならない。また外国人指導者として重要なのは、各国の文化を早く把握することだ。これは意思決定を下す上で重要だと思った」と語った。

ブラン監督がアジアでクラブチームを率いるのは初めて。韓国行きの決断について、こう熱弁した。「現代キャピタルのスタッフと会ったとき、トップを奪還しようとする長期プロジェクトを私に説明してくれた。その部分に魅了されたんだ。日本代表チームで行ったように、段階的に頂上へ載せるというプロジェクトが魅力的だった」と長期的かつ具体的な強化計画が気に入ったと説明。

さらに「実際、韓国行きを決定するまでには家族の応援と支持が絶対的な割合を占めた。これがなければ難しかった」と家族の後押しが最終的に韓国行きを決断させたと明かした。

その上で「日本代表チームとも多くの話を交わした。日本ではまた帰ってきてほしいという話をたまに聞いているが、すでに決定を下したので、全面的にここに集中しなければならない。私のプロジェクトに、より集中している」と日本に未練はないと断言した。

日本を強豪国に引き上げた名将が、韓国バレーボール界でどのような手腕を発揮するのか注目が集まる。

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