ヘンリー王子＆メーガン妃 今年３度目の〝偽王室ツアー〟計画…候補地が明らかに＝英紙報道

８月にコロンビアを訪れたヘンリー王子(左)とメーガン妃（ロイター）

ヘンリー王子とメーガン妃は今年になって、ナイジェリアとコロンビアを訪問。「偽王室ツアー」と大きな批判を浴びていたが、今年末には３度目のツアーを計画しているという。英紙エクスプレスが１０日に報じた。

夫妻は５月にナイジェリア、８月にコロンビアを訪問。今年末には３度目のツアーを計画しており、候補地には自身の慈善団体「センテバレ」が活動するアフリカのレソトと、ボツワナが挙がっているという。

地元メディアによると、夫妻のコロンビア訪問は、警備のためだけに国家に１５０万ポンド（約２億８０００万円）というばく大な費用を負担させたと報じられ、各方面から大きな批判を浴びていた。

ヘンリー王子とメーガン妃はフランシア・マルケス副大統領から招待を受け、訪問中は完全な警備体制が敷かれた。夫妻は２０２０年に王室の職務を退いてからは、英国政府の要請で王室の公式海外訪問を行うことはなくなったこともあり、英国では「偽王室ツアー」と報じられた。また、多額の警備費用は、さまざまな社会経済的問題に直面している英国で多くの人々の怒りを巻き起こした。

コロンビアのカリ市の右派議員、アンドレス・エスコバル氏は夫妻の訪問を「写真撮影やＳＮＳのために『金持ちの白人』に我々の税金を費やしている」と政府側の姿勢に糾弾していた。

夫妻のコロンビア訪問は、ヘンリー王子一家の英国滞在中の安全をめぐって英国政府との法的争いが続く中で行われたため、夫妻への対する疑念はさらに高まる結果に終わった。アフリカ訪問が実現すれば、また大騒動になりそうだ。