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【巨人】円熟エース・菅野智之 早めの継投の〝真相〟は「熱中症危機」だった

東スポWEB / 2024年9月11日 5時8分

好投する菅野に熱中症の症状が出ていたという

首位・巨人が10日の2位・広島との首位攻防3連戦(マツダ)の第1ラウンドに6―1で快勝。ゲーム差を「2」に広げ、最短で13日にも優勝マジックが点灯する。その立役者は5回1安打無失点でリーグ単独トップの14勝目をマークした菅野智之投手(34)だ。6回に代打を送られたことで次戦の中4日登板に備えたものとしてみられているが、実はその裏で円熟エースは大ピンチを迎えていた。

不振に苦しんでいた坂本が初回に相手先発の森下から値千金の先制6号ソロを放った。援護をもらった菅野は直球とスライダーを効果的に使い、許した安打は3回の菊池の中前打だけ。57球を投げ5回1安打無失点、5奪三振で勝ち投手の権利を手にすると、6回に3点リードの二死一、三塁で代打・秋広を送られた。

その秋広が左前適時打で4点目を奪い、7回にもG打線は2点を追加。中継ぎ陣は船迫、高梨、ケラー、バルドナードとつないで最後は横川が9回を締めた。守護神・大勢以外の勝ちパターンを総動員し、赤ヘル打線を1点に封じ込めた。

好投の菅野を降板させ、6回から継投策に出た理由について阿部監督は「後ろのピッチャー、今日投げた勝ちパターンを信頼して」と説明した。

だが、関係者によれば菅野に熱中症の症状が出たため、早めの継投に切り替えたという。この日、広島の最高気温は34度で練習中のグラウンドの温度は36度超。加えて試合直前に雨が降ったことで湿度も急上昇していた。菅野は5回に右前打を放ち、走者として全力疾走もしていた。

幸い早めに対処したことで軽い症状で済んだという。回復した菅野は試合後、取材に応じ「今日はスライダーが良かった。次は中4日(15日、中日戦=東京ドーム)で行くのかな? 中4日というのは自分でも分かっていたので、どんどん少ない球数でと思っていた」と振り返った。

別のチーム関係者は「こちらの攻撃中に代打で交代できたのはツキがあった。菅野がしっかりとイニング終わりまで投げてくれたおかげ。万が一、マウンド上でいきなり投げられなくなっていたら、2番手は緊急登板になってしまう。少なかったとはいえ準備をする時間ができた」と胸をなでおろしていた。

もちろん、7連戦初戦にいきなり5人の救援陣をつぎ込んだのは誤算ではある。それでも2戦目・グリフィン、3戦目・戸郷の頑張り次第でリカバリーも可能。打線が爆発すれば勝ちパターンを休ませることもできる。ここからが巨人のチーム力の見せどころとなりそうだ。

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