ＢＴＳ活動再開に暗雲…ＳＵＧＡ“飲酒運転”でイバラ道 過去TV出禁となった女優も

報道陣に囲まれるＳＵＧＡ（ロイター）

電動スクーターで飲酒運転したとして韓国のアイドルグループ「ＢＴＳ」のＳＵＧＡ（シュガ＝３１）が１０日、道交法違反の罪でソウル西部地検に略式起訴された。

ＢＴＳは２０２２年６月、グループの活動休止を発表。ＳＵＧＡは昨年９月から社会服務要員として兵役義務の履行期間に入った。軍部隊には配属されず、公的機関で勤務。来年６月２１日に除隊予定だ。

服務中の８月６日、ソウル市内で泥酔した状態で電動スクーターを運転したとして騒動に発展。免許取り消し処分を受けた後、３０日には書類送検されていた。

略式起訴は比較的罪が軽い場合、検察側が裁判ではなく書面審理で罰金などの命令を裁判所に請求する手続き。ＳＵＧＡの事件についてソウル西部地検は罰金の請求額を発表していない。

兵役履行期間中の不祥事ということもあり、韓国のネット上には「いくら払うの？」「特別扱いしていない？」などとさまざまな声が投稿されている。

韓国芸能界では女優のキム・セロンが２２年、飲酒運転して事故を起こしたとして道交法違反で在宅起訴されたことを受け、韓国の公共放送ＫＢＳから出演停止された。

芸能プロ関係者は「飲酒運転で罰金刑を受け、グループを脱退したアイドルもいます」と指摘。「ＳＵＧＡは一見すると罰金刑で納付を済ませれば…と思うかもしれないけど、飲酒運転での略式起訴はイメージが芳しくないので除隊後、活動再開してもテレビ局は厳しい判断をする可能性があります」と話している。

ＢＴＳのメンバーで最後に除隊するのがＳＵＧＡ。これをもってグループは来年中に活動再開する見込みだが、ＳＵＧＡは厳しい目を注がれることになりそうだ。