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【日本ハム】8月MVP受賞のレイエス 来季残留濃厚も…立ちはだかる〝難題〟

東スポWEB / 2024年9月11日 6時14分

日本ハム快進撃の原動力となっているレイエス

日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が10日に8月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。来日1年目の長距離砲は前半戦こそ低迷したものの、夏場から持ち前のパワフルな打撃が爆発。8月は23試合に出場し、打率4割3厘、8本塁打、23打点という驚異的な数字をマークした。こうした好調ぶりがプラス材料となって大幅年俸増での来季残留は濃厚ともっぱらだが、実はチーム事情を考慮すると手放しで喜べない状況に置かれる可能性もあるという。

この日の西武戦(エスコン)前、月間MVPの受賞会見に臨んだレイエスは「月間MVPを取ることが本来の目標ではないが、これまでの過程の中で成績を残せたことはいいシーズンを送っている証し」と笑み。その上で好成績を残せるようになった理由について「(試合前の)準備段階で対戦する投手を研究、情報を集めて打席に向かうことを続けていた」と語った。

その上で「ファイターズというチームが好きで、みんなのことを家族だと思っている。アメリカで何チームも渡り歩いたがファイターズは過去のチームと比べても大好きなチームなので」とも述べ、来季残留に向けても前向きな姿勢を示した。

こうした本人の思いとともに球団記録を更新する25試合連続安打などの好成績が加味され、球団側もシーズン終了を待って契約延長に応じる構えだという。だが、この再契約は手放しで喜べない事情もある。守備が不得手なこともあり、チーム状況次第で来季は「フル稼働」ができない可能性があるからだ。

レイエスの本職は右翼手だが、周知の通り同ポジションには強肩の万波が君臨。このため今季は主に指名打者でプレーを続けている。だが、レイエスが指名打者に座り続けると、こちらも来季残留濃厚と言われるマルティネスとポジションがかぶることになる。マルティネスは一塁と捕手も器用にこなすものの両ポジションには伏見、田宮、郡司、清宮など戦力豊富。容易にポジションは奪えない。

となると、レイエスは指名打者でマルティネスを含めた他選手をしのぐ成績を残さない限り、控えに回る可能性もある。来季は他球団のマークも今季以上に厳しくなる。レギュラー争いは一筋縄ではいかないだろう。

本人はそんな状況を知ってか、起用の幅を広げるため今春キャンプから一塁守備に挑戦。今も試合前練習では必死に白球を追いかける姿がある。ただ、守備はお世辞にもうまいとは言えず、この辺りが出場機会の鍵を握るかもしれない。

一方、この日の西武戦でもレイエスは「4番・指名打者」で先発出場し、3打数2安打。パ2位のチームも1―0でサヨナラ勝ちし、今季最多タイの貯金15とした。

試合中の走塁時は全力疾走を心掛け、ベンチでも常に同僚を鼓舞するなどチーム内でも優良助っ人として評価が高いレイエス。難題を乗り越え、来季さらなる活躍ができるのか。怪力長距離砲の行く末に注目が集まる。

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