【巨人】一気の大逆転!阿部監督の〝ハイブリッド采配〟がズバズバと的中
東スポWEB / 2024年9月12日 5時9分
セ首位の巨人が11日の2位・広島との直接対決(マツダ)に9―2で劇的な逆転勝ち。3ゲーム差に突き放し、最短で13日にも今季初の優勝マジックが点灯する。シーズン終盤に入って阿部慎之助監督(45)の采配がズバズバと的中。「自己犠牲」と「積極策」を融合させた〝ハイブリッド化〟とささやかれている。
怒とうのビッグイニングだった。2点差を追いかける9回の攻撃で打者13人を送り込み、6安打3四球1死球で一挙9得点。同点に追いつくどころか一気の大逆転でカード勝ち越しを決めた。
その中でも大きなポイントとなったのは、まだビハインドの展開だった無死一、二塁の場面だ。打席を迎えたのは坂本で、まずは同点に追いつくため手堅く送りバントを選択する可能性も十分あった。しかし、指揮官が選んだのは強攻策。阿部監督は「(坂本に)『もう何もないから、どんな結果でもいいから好きに打ってこい』と言った」と明かし、この日の三塁守備で失策を犯していた坂本も左前打で無死満塁とチャンスを広げて采配に応えてみせた。
就任1年目の青年監督はシーズン序盤は犠打や進塁打を重視する「自己犠牲」を掲げてきた。しかし、得点力がなかなか上がらず、中盤からは犠打をほとんど使わない「積極策」で白星を重ねた。それでも後者だけを重視すると一進一退を繰り返した。
どうすれば得点力が上がり、チームを勝利に導けるのか。試行錯誤の日々に、指揮官も「バントで点が入らなかったから、ちょっとやめてみようかなと思ったら(積極策で)点が入り出して。(積極策を)ずっとやってたら、また点が入らなくなってきた。そういうのは面白いなと感じていた」とつぶやくこともあった。
ただ、実戦でどちらも経験してきたことで采配もいよいよ〝ハイブリッド化〟。状況に応じてどちらが最善の策なのかを判断して一手を繰り出している。
「やっぱり勝てないマツダで、初戦は絶対取りたいと思って動いたんですけど、今日は我慢、我慢と自分で言い聞かせてやっていました」
残り17試合となり、このまま〝勝負勘〟がハマり続ければ、一気に4年ぶりの栄冠にたどり着きそうだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
巨人・阿部監督 「スパっと」決めた神采配 守護神・大勢を8回2死一、二塁で投入し回またぎS
スポニチアネックス / 2024年9月13日 5時33分
-
巨人最短21日優勝「四球が致命傷になる時がある」阿部マジック「回またぎ大勢」で4年ぶりマツダ3連戦3連勝
スポーツ報知 / 2024年9月13日 5時0分
-
阿部監督が坂本に「どんな結果でもいいから好きに打ってこい」巨人9回9点大逆転、13日にもM12点灯
スポーツ報知 / 2024年9月12日 5時0分
-
巨人・阿部監督 相手守護神・栗林炎上は対岸の火事ではない「そういうこともあり得るんだ」
スポニチアネックス / 2024年9月11日 22時1分
-
【巨人】大逆転の舞台裏 阿部監督が坂本に耳打ちした“2人ならでは”の言葉から…土壇場9回に一挙9得点
スポーツ報知 / 2024年9月11日 21時59分
ランキング
-
1【広島】新井監督がDeNA・三浦監督に謝罪「申し訳ない」前夜に相手正捕手が死球骨折/一問一答
スポーツ報知 / 2024年9月16日 18時53分
-
2IOC会長選挙に初の日本人、国際体操連盟の渡辺守成会長…サマランチ・ジュニア氏も
読売新聞 / 2024年9月16日 21時18分
-
3女子バスケ日本代表は「弱小ジャパン」に逆戻りか…金欠で“世界の経験があるHC”招聘は絶望的
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月17日 9時26分
-
4大谷翔平の“神対応”に米セレブ感激 咄嗟の振る舞いに反響続々「なんて素敵」
Full-Count / 2024年9月17日 7時8分
-
5久保建英 レアル・マドリード戦でのPKめぐる発言が波紋…地元メディア「リスペクトの欠如」
東スポWEB / 2024年9月16日 16時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください