【宇都宮競輪・ＧⅡ共同通信社杯競輪】松浦悠士が苦境突破を図る「正直、焦りがありました」

開き直った松浦悠士の逆襲がここから始まる！？

宇都宮競輪の大阪・関西万博協賛ＧⅡ「第４０回共同通信社杯競輪」が１３日に開幕する。松浦悠士（３３＝広島）は復活のシリーズにできるのか…。

昨年のグランプリ覇者が苦しい状況に置かれている。３月取手のウィナーズカップで落車して以降は思うような走りができず、前半戦はＧⅠ優出なし。

「オールスターは絶対に決勝に乗らなきゃって」と強い覚悟で臨んだが「優秀戦で仕掛けられず（準決は）弱気になった」とまたしても勝ち上がりを逃した。おまけに最終日は落車失格という〝らしくない〟ミスまで犯してしまい「正直、焦りがありました」と認めた。

ただ、悪い流れはここで断ち切る。「（今年は）残りも少ないし、ここからは開き直って。焦らず今できることをやっていくつもりです」と腹を据えて最善を尽くしていく構えだ。

ケガ明けのシリーズとなるが「しっかり練習できるようになってからは状態も上向いてきた。内出血がひどくて股関節が動かない部分はあるけど、直前の練習の感じは良かったし、スピードも出た。うまく体をつかえれば勝負になるかな」と戦える状態にあるという。

初日１０Ｒ一次予選は「四国勢とは別れて自力で。位置を取って仕掛けられれば」と自ら復活ロードを切り開いていく。