【ＫＯＣ】ファイヤーサンダーこてつ 優勝したらファイナリスト全員に焼き肉おごると約束

「キングオブコント２０２４」のファイナリスト

コント日本一決定戦「キングオブコント」（ＴＢＳ系で１０月１２日放送）のファイナリスト１０組がこのほど発表され、会見で集結した。今年は１７回目で、史上最多３１３９組がエントリーした。

吉本興業からの決勝進出は６組。ニッポンの社長（５年連続５回目）、ロングコートダディ（２年ぶり３回目）、隣人（２年連続２回目）、コットン（２年ぶり２回目）に加え、ダンビラムーチョとｃａｃａｏが初の決勝進出を果たした。

吉本以外からは４組で、ラブレターズ（２年連続５回目）、や団（３年連続３回目）、ファイヤーサンダー（２年連続２回目）、シティホテル３号室（初）が決勝に駒を進めた。

２０１９年は浅井企画・どぶろっくの優勝だったが、ここ４年の優勝者は吉本のコンビ。タイタン所属、シティホテル３号室の亮太（３８）は、出場１２年目で初めて決勝に進んだ苦労をとうとうと語った。

それを聴き、会見でＭＣを務めた吉本の小籔千豊（５２）は「やっぱね、分からへんけど〝なんやねん、吉本の奴しか（決勝に）通せへんのか〟とかそういうの思ってる奴は、ここでバチッと言ってくれたほうがね、僕も（いい）。それで言葉をかき消すようであれば、ちょっと不公平やなと思って…」と気遣った。亮太も「おいキングオブコント！ ちゃんと審査してると思うぞ！」と納得の表情だ。

また優勝賞金１０００万円の使いみちを聞かれると、〝非吉本〟芸人ならではの答えが相次いだ。

ラブレターズの溜口佑太朗（３９）は「普段、吉本さんの主催の番組とかそういう番組呼んでいただくんですけども、優勝したら僕、ＡＳＨ＆Ｄコーポレーション（所属事務所）の冠の番組を作って、そして吉本さん（の芸人）を呼んで、（コントで）ケチョンケチョンに言いたいですね。…優勝しないとできないくらいのことなんで」。

や団は、錦鯉やバイきんぐと同じソニー・ミュージックアーティスツ所属で、本間キッド（４１）は事務所の持ち劇場を「もうちょっと大きくしたい」。もともとは音楽のライブハウスで、防音設備がしっかりしすぎているため、観客の笑い声は全部壁が吸ってしまうんだとか。照明も芸人たちがいじるため、強すぎて、一度芸人の頭のほこりに引火し、髪が燃え出したことも。「だから優勝賞金で劇場の設備をキチッとして…」と本間は夢を語った。

ワタナベエンターテインメント所属、ファイヤーサンダーのこてつ（３６）は、自分の賞金分け前５００万円のうち５０万円で、この日一堂に会したファイナリストに叙々苑で焼き肉をおごると約束した。これはオズワルドの伊藤俊介（３５）に触発されたからだという。

「５年前ぐらいにオズワルドの伊藤が別の大会で優勝して、（賞金１００万円の自分の取り分）５０万（円）をもうその日に使うってその舞台上で宣言して、で、その時にいたファイナリストと叙々苑の游玄亭行って、ホントにその日１日で５０万使ったんですよ。で、僕〝カッコええ〟と思って。〝マジでそれ絶対恩返しする〟っていう思いなんで」

どよめく周りのライバルたちに、こてつは「５００（万円分）は食べられない（でしょ）そんなに。伊藤も呼びます、もちろん。５０万（円で）食べ行きましょう！」と声を掛けた。