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【広島】最大級の踏ん張りどころ到来 〝剛腕助っ人〟ハーンの米国一時帰国が決定

東スポWEB / 2024年9月13日 5時4分

救援陣の切り札的な存在となったテーラー・ハーン

〝我慢の時〟が続きそうだ。セ2位・広島は12日の巨人戦(マツダ)に敗れ、悪夢の4連敗。首位・巨人に痛恨の同一カード3連敗を喫したことでゲーム差も「4」に広げられ、3位・阪神とのゲーム差もなくなった。V戦線から一歩後退した感は否めない。

先発・床田が3回に自らの失策から乱れ、3点を失った。9回にも2点を加点されると、深刻な貧打の赤ヘル打線は劣勢をはね返せず最後まで本塁を踏めずに完封負け。本拠地・マツダで連日にわたって辛酸をなめた新井貴浩監督(47)は「自分も含め各自、しっかり反省するところは反省して。また明日、試合がある。チャンスはまだまだ、あるので」と気丈に話したが、9月は2勝8敗と完全に失速気味だ。

指揮官の言葉通り、現在は7連戦の真っただ中。13日からは敵地・甲子園で阪神相手に何とか連敗ストップに全力を傾けたいところだが、戦う上での〝忍耐〟をさらに要する時間が訪れることになりそうだ。

救援陣の切り札的な存在となっていた助っ人左腕・テイラー・ハーン投手(30)が米国に一時帰国しチームを離脱することが、この日までに決まった。米国にいる婚約者の出産に立ち会うためで近日中に登録抹消される。

今季から加入の助っ人は29試合に登板。防御率1・24、15ホールド、2セーブと、救援陣の中でも出色の安定感を誇る。

5月の一軍初登板から16試合連続無失点をマーク。球宴明けの後半戦からは昨季のホールド王右腕・島内颯太朗投手(27)と左右のダブルセットアッパーを形成し、クローザー・栗林につなぐ「勝利の方程式」の担い手として欠かせぬ存在となっていた。

8月まで首位君臨の原動力でもあった先発陣は今月に入って長丁場を戦ってきた疲労の度合いが増し、長いイニングを投げられない傾向になりつつある。だからこそ6~8回までの接戦を耐え抜く救援陣の奮闘は、欠かせない状況だ。それだけに助っ人左腕の離脱はチームにとって〝痛み〟を伴うが、プライベートな事情での一時帰国は異国でプレーを続ける外国人選手にとって致し方ないことでもある。

ハーンは一時帰国中もブルペンに入るなど、現地で状態の維持に努める予定。最速で9月下旬ごろをメドに再来日し、チーム復帰を目指すという。ペナント最終盤を乗り切る新井鯉に、今季最大級の踏ん張りどころが訪れようとしている。

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