小泉進次郎氏 複雑な家庭環境…実母と「43年目の初対面」に騒然 総裁選の“必殺ネタ”か
東スポWEB / 2024年9月13日 6時4分
自民党総裁選が12日告示され、27日の投開票に向けて過去最多となる9人の候補者が走りだした。中でも注目を浴びるのが〝変人〟と呼ばれた元首相を父に持つ小泉進次郎元環境相だ。所見発表演説会では秘密のベールに包まれていた母親のエピソードを語って物議をかもした。
党本部で行われた演説では9人の候補がそれぞれの思いを訴えた。トップバッターの高市早苗経済安保相は「レッツ・ビー・リボーン」と党改革を訴え、〝コバホーク〟こと小林鷹之前経済安保相は経済政策、林芳正官房長官は経験をアピール。上川陽子外相は「国民の目線でその声に耳を傾け応えていきたい」とし、加藤勝信元官房長官は所得倍増を掲げた。河野太郎デジタル相は世界の平和と安定のための日本の役割に言及、5度目の挑戦となる石破茂元幹事長は安全保障政策を強調し、茂木敏充幹事長は「日本列島の再改造を進めていきたい」と訴えた。
小泉氏はというと〝4番バッター〟として登壇。持論である選択的夫婦別姓の導入を念頭に自身の家庭環境を明かしたのだ。両親が離婚したことを中2になるまで知らず、伯母を母親だと思っていたと告白。弟がいることも発覚し、大学時代に会いに行ったという。
実の母親にはなかなか会えずにいたが、「今年、初めて母に会いに行きました。詳しくは控えますが会ってよかった。43年間会うことなく名字も違う。それでも家族は家族。そんな人生を歩んできたから、多様な人生の選択肢を広げられる政治家として生きていく」と私的なエピソードを披露した。
報道陣からは赤裸々告白に驚きの声も漏れていたが、会場で聞いていた同僚たちはどう受け止めたのか。ある自民党議員は「それぞれ特色のある演説で、自民党の層の厚さを感じました。小泉氏はパーソナルな話を組み込むのが得意で、さすがでしたね。われわれには知っている話もありましたが、国民の中には好意的に受け止める人もいるでしょう」と評価した。
SNSでは「御涙頂戴はやめましょう」「それとこれは別だと思う」「どうでもいい」と辛らつな反応もあるが、プラスになるかもしれないという。
時事通信の世論調査によると、次期総裁に誰がふさわしいかとの問いで小泉氏がトップに立ち、僅差で石破氏が続いている展開。反応がよければ小泉氏は今後も実母エピソードを披露しそうだ。
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