青木理氏 自民総裁選の候補〝裏金度〟に注目「犯罪容疑者集団がトップを選んだら、どうなるのか？」

青木理氏

ジャーナリストの青木理氏が１３日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ！」に出演。自民党総裁選における独自の〝注目点〟について語った。

青木氏は２０２０年以降、国会議員で刑事被告人になった人物は１４人おり、そのうち１３人が自民党であることを指摘。「今回の８０数人の裏金議員だって、厳密に言えばというか、当たり前ですけど違法行為じゃないですか。だから犯罪容疑者ですよね。犯罪容疑者集団がトップを選んだら、どうなるのか？というのは、見ものと言えば見ものだなあという感じはします」と皮肉った。

また、今回の立候補者の推薦人に裏金議員が何人いるか？と調べてきたという青木氏は「安倍派というか保守派の支持層が多いので、小林（鷹之）さんは０人っていうのは意外。東京新聞は小林氏の支持に回ってる裏金議員はいっぱいいるんだけど、『候補に迷惑がかかっちゃいけないから』ということで、推薦人にならなかったらしいんですよ。０なのは石破（茂）さん、林（芳正）さん、河野太郎さん、小林さん。で、残り５人が裏金議員の推薦を受けている」と明かした。

その人数をランキングにすると、同率４位が小泉進次郎氏、上川陽子氏の「１人」。３位が茂木敏充氏の「２人」。２位が加藤勝信氏の「４人」。１位は高市早苗氏で「１３人ダントツ」だったという。

青木氏は「裏金額を足してみたんですよ。そしたら小泉進次郎さん１人の推薦人の裏金額は７６万。上川陽子さん１人なんだけど、２８２万。茂木敏充さんの推薦人は２人いるので、足してみると２０６４万。加藤勝信さんの裏金議員は４人いて、１５６７万。高木早苗さん１３人いるので、金額デカいんですけど、いくらだと思います？ ９０１５万円。ギリ億は超えないんですけど、桁違い」と苦笑い。

その上で「だから、裏金の問題が今回の総裁選のある種引き金になったことを考えると、この裏金議員が推薦している人とか、その額なんていうのは、総裁選を見る時の視点・情報としては、頭に入れといてもいいのかなっていう気がしますよね」とコメントしていた。