前山剛久の復帰舞台からキャスト２人が〝撤退〟 神田沙也加さんめぐる報道が一因か

復帰舞台に立つ前山剛久

俳優の前山剛久（３３）の復帰作でもある舞台のキャストだった女優２人の出演辞退が１３日、発表され、波紋を呼んでいる。

前山は８日、インスタグラムで舞台「ある日の通り雨と共に」（１１月７～１０日、東京・シアターサンモール）への出演を発表した。「約３年ぶりの舞台出演となります。皆様の前で、またお芝居を出来る事が本当に嬉しいです」と報告。２０２１年の舞台への出演を最後に交際していた女優で歌手の神田沙也加さんが急死したことを受けて活動休止したため、同作が復帰作になる。

前山の出演が発表された５日後の１３日、同作のキャストだった女優の高橋彩香、湯田陽花（ゆだ・ひまわり）の所属事務所ゼットは出演辞退を発表。辞退は「事務所の決定によるもので所属タレントの判断ではございません」としたが、辞退の理由は明かさなかった。前山と共演することに想像以上の逆風が吹き、これを懸念して辞退したとされる。芸能プロ関係者の話。

「『ある日――』は１９年に上演されていて、今回は再演です。ストーリーも基本的に１９年版を踏襲。１９年版にはゼットの所属女優も出演し、舞台の制作サイドと良好な関係が続いていたそうです。それが前山さんの出演発表後に出演辞退という流れになり、ゼットが制作サイドを疑問視したといわれています」

「ある日――」の脚本・演出家に９日に電話し、１０日にメールで前山の起用経緯を取材したが、折り返しはなかった。改めて１３日に電話すると、代理の担当者が「諸々の事情を鑑みて回答を控えさせていただいております」と回答した。

同作の初日までまだ２か月弱ある。上演にこぎつけ、前山は復帰を飾ることができるか。