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自民党総裁選〝地方行脚〟スタートで超厳戒態勢 将来の首相狙う「ローンオフェンダー」警戒

東スポWEB / 2024年9月14日 6時3分

総裁選に立候補した9人

自民党総裁選(27日投開票)は告示2日目の13日、共同記者会見が開かれ、会場となった党本部ではアリの子一匹通さない厳重な警備態勢が敷かれた。14日からは地方での演説会が始まり、安倍晋三元首相、岸田文雄首相が襲撃された失態は許されないと警察当局はピリピリムードだ。

党本部で行われた記者会見では、報道陣は事前申請のうえ、警備会社ではなく警察による荷物チェックと金属探知機でのボディーチェックを入念に受け、座席も指定された。党本部の各階には複数のSPが目を光らせ、電話をするために会見場を出入りするだけでもSPが様子を見にきたほどだ。

総裁選では14日に愛知・名古屋、15日に福島、16日に石川・金沢、17日に沖縄・那覇、18日に愛媛・松山と大阪、19日に都内、20日に島根・松江で演説会が行われる。

「演説会の場所や時間などの詳細は直前の発表です。基本的にはハコ(屋内)での開催が原則ですが、屋外で予定しているところもある。安倍元首相や岸田首相の例があるので、警察は相当ナーバスになっています」(党関係者)

2022年7月の参院選で、安倍氏は奈良での街頭演説中に銃撃され死亡した。23年4月には和歌山の漁港で遊説中の岸田首相に爆発物が投げ込まれる事件が起きた。安倍氏の事件後に警備態勢の強化が図られたものの、岸田首相の事件で繰り返され警察当局のメンツは丸つぶれとなった。

「林官房長官や高市経済安保相ら閣僚と茂木幹事長はもともとSPが付く警護対象者です。総裁選では立候補を表明した候補者も次の首相になる可能性があるために告示前から警護対象者に格上げされています」(同)。

小泉進次郎元環境相が銀座で開いた個別の街頭演説会でも手荷物検査や金属探知機でのチェックが行われた。

「安倍、岸田両氏はローンオフェンダーといわれる組織に属さない一匹オオカミ型の犯人に狙われた。組織的ではないので、事前の兆候もつかみづらい。地方での演説会は各都道県警が入念に警備計画を立てているようですが、東京から張り付く警視庁のSPとの連携も問われ、正念場です」(同)

総裁選管理委員会の逢沢一郎委員長は警備態勢について、「安全を確保しながら適切に対応し、総裁選を進められるように警察と協力する」と緊張した面持ちで話した。

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