【オリックス】ソフトバンクに投打に完敗 中嶋監督４連敗に「疲れているけど、もうひと踏ん張り」

厳しい戦いが続くオリックス・中嶋監督

Ｖロードを突き進むチームの勢いに圧倒された。オリックスは１４日のソフトバンク戦（京セラ）に１―１０と大敗。先発したカスティーヨが５回途中を７安打６失点と崩れ、投打に元気なく４連敗を喫した。

４回に山川に先制打を許すと、５回には６本の集中打を浴びて５失点、２番手・鈴木も鷹打線の猛攻を止められなかった。打線はモイネロに手玉に取られ、５回途中まで無安打。７回にセデーニョが２番手の大山から４戦連発の１３号ソロを放つが、反撃も遠く及ばなかった。

今季５敗目を喫し、７月６日の日本ハム戦を最後に白星のないカスティーヨは「ボールをうまく操ることができなかったし、先発として５回まで投げ切れなかったことがすごく悔しい」と肩を落とした。

終盤になっても故障者続出の負の連鎖が止まらず、この日はわずか５安打で１得点。中嶋監督は「疲れているのはあるけど、もうひと踏ん張り。ピッチャーが頑張ってくれている。苦しい状況をバッターが作り出している。取り返さないと。いい方向にいってくれたら」と最後の奮起を促した。

前日に４選手が負傷交代し、打球を右足に当てた吉田はそのままベンチ入りしたが、本塁クロスプレーで頭部を強打した広岡と若月が脳震とうと診断され、さらに宇田川は右ヒジ違和感でいずれも登録抹消。弱り目にたたり目の流れで４連敗となり、３位ロッテとは８・５差にまで広がった。残り１４試合、王者の意地を見せたい。