【ノア】清宮海斗 マサ北宮の挑戦表明を受諾もモヤモヤ「ちょっとは空気を読んでくれよ！」

GHC王者・清宮海斗(左)に挑戦表明を行ったマサ北宮だが…

ノアのＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗（２８）が、マサ北宮（３５）からの〝ＫＹ挑戦表明〟に困惑しつつも受諾した。

１４日の後楽園大会で、ノアでの武者修行を終える新日本プロレスの大岩陵平と対戦。ドラゴンスクリューから低空ドロップキック、足４の字固めのフルコースや変型閃光魔術弾と武藤敬司殺法を駆使するが、なかなか仕留めきれない。

雪崩式サイドスープレックスなど大岩の豪快な攻撃に苦しむ場面もあり、終盤には左腕を痛めたようなそぶりも見せたが、最後は師匠・小川良成をほうふつとさせる動きから４の字式エビ固めで意地の３カウントを奪った。

試合後、マイクを持った清宮は「大岩陵平。１年間、ノアで戦ってくれてありがとう！ この１年でこのリングの誰よりも成長したな。陵平がどこにいようと、どこに行こうと、お前はノアの一員だよ」と語りかける。感動のシーンに、一部のファンは早くも目頭を押さえ始めたほどだ。

ところがそこに、かねてＧＨＣ王座への挑戦の意向を示していたマサ北宮が登場。「今じゃないだろ…」とファンがつぶやく中、大岩より先にマイクを持った北宮は「大岩、１年間どうもありがとう。チャンピオン、俺とはまだ決着ついていないぞ。イギリスで挑戦を表明した。それで受諾してくれたんだ。だけど日程がまだ決まってない。めんどくせえから今決めるぞ。１０月１４日、後楽園ホール。そこで決着をつけよう」と決戦の日を指定してきた。

これを受諾した清宮だが「ちょっとは空気を読んでくれよ！」。そして「今日は大岩陵平のノアラストマッチだ。今日のところはお下がりください」と続けた。これでようやく状況を理解したのか、北宮も若干バツが悪そうにリングを後にした。

バックステージで清宮は大岩との将来的な大舞台での〝再会〟を願った後「マサ北宮！ アイツとは昔から何度も苦しい中をともに這い上がった仲だ。そのマサ北宮を必ず倒して、もっとノアを上のステージに持っていってやる！」と誓った。