【オリックス】比嘉幹貴が現役引退「本当に苦手な性分なので…」と会見やセレモニーを断る
東スポWEB / 2024年9月15日 15時39分
ベテランがまた1人ユニホームを脱ぐことになった。オリックスは15日、比嘉幹貴投手(41)の今季限りでの現役引退を発表した。
比嘉は球団を通じて「この年齢までユニホームを着て戦えるとは思っていませんでした。15年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにケガをしたり、うまくいかないことが多く、つらい時間が長かったです」と振り返り「心より感謝しております。私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。あたたかい声援はいつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました」と家族、球団、ファンに感謝の言葉を並べた。
一番の思い出は優勝で「やっと優勝できたときにファンのみなさんと喜びを分かち合えた時は幸福感でいっぱいでした。御堂筋パレードの景色、一生忘れません。恵まれた環境の中でプレーできて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です」と長文のコメントを寄せた。
2009年にドラフト2位で入団。変則フォームの右腕として14年には62試合に登板し、7勝1敗、防御率0・79の好成績を残し、チームが3連覇した21年から23年も3年連続で30試合に登板。ブルペンを支えてきた。今季は左膝のケガで二軍調整が長く、4試合の登板だった。
T―岡田、安達了一に続いての功労者の現役引退となったが、先の2人が最終戦の24日に引退セレモニーに行うのに対し、比嘉は打診を断ったという。「球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であればみなさまの前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団を通じてのご挨拶になることをお許しください」とシャイな比嘉らしいやり方でファンに別れを告げた。
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