【阪神】岡田監督 割り切りつつも…リクエスト場面に首ひねる「普通に見たらセーフと思うけどな」

シビアな接戦を制した阪神・岡田監督(右)

阪神は１５日のヤクルト戦（甲子園）に２―１で勝利。打っては２回に佐藤輝、前川の２者連続弾が飛び出し、投手陣も最少失点でつないだ。

先発・ビーズリーは６回２安打１失点で８勝目をゲット。初回二死満塁から暴投で１点を献上したが、その後は落ち着いた投球で燕打線を封じた。岡田彰布監督（６６）は「５回で打席回ったんだけど、（６回は）中軸だったんですけど。あそこまで投げてくれたら十分。中６日とかの感覚でやってないんだけど、うまく調整して投げてくれてますよね」とたたえた。

中継ぎ陣も石井―桐敷―ゲラが無失点リレー。桐敷は先頭・増田に右前打、サンタナに四球を与え二死一、二塁となるも、その後は村上を中飛に仕留めた。「桐敷はピンチ背負った？ あんなんピンチでもないやろ。サンタナ歩かして村上勝負するかなと思っとったけどな。『（バッテリーは）サンタナ勝負します』言うてたけどな。まあ２アウトやから１人アウトにすればええんやから」と語った。

一方で、リクエストに苦しめられる場面も。３回は一死一塁から近本が打者・中野の初球に盗塁を試みるもアウト。微妙なタイミングだったが、判定はそのままだった。７回は一死二塁で前川の中前打の間に二走・大山が一気にホームへ。一度はセーフの判定となったが、ヤクルト・高津監督のリクエストでアウトとなり、得点を奪うことができなかった。

指揮官も「あれ、しかしアウトか？ ２つともな。お客さんも見てるからな、普通に見たらセーフと思うけどな」と首をかしげつつ、まあなあ、（判定した審判はグラウンド上に残るため）アウト、セーフ言うた審判がいかれへんからしゃあない」と振り返っていた。

この日の白星で貯金を今季最大の「１０」とした岡田虎。１０日からの甲子園７連戦での勝ち越しを決め、逆転Ｖに向けさらに勢いづいた。