【西武】増田達至が現役引退 プロ通算194セーブ、2020年にはシーズン無敗のセーブ王
東スポWEB / 2024年9月17日 5時10分
史上11人目の200セーブにあと「6」と迫っていた西武・増田達至投手(36)が今季限りで現役を引退する。近く球団から発表される。
昨年、増田は右肩のコンディション不良による出遅れなどもあり4勝4敗19セーブ、防御率5・45と自己ワーストシーズンを送った。
その危機感から今春キャンプでは第1クールから4日連続でブルペン入り。「今年はやらなきゃいけない年。そういう覚悟を持ってやっている」と12年目シーズンに懸ける思いを語っていた。
しかし、シーズンに入り増田は4月16日のロッテ戦(ZOZOマリン)で岡にサヨナラ打を浴びると、同月27日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でも川瀬にサヨナラ打を献上。5月26日のオリックス戦(ベルーナ)でも4点リードの9回に森友哉に一発を浴びるとその後も二死一、二塁のピンチを背負うなど逃げ切りはしたが内容がピリッとせず。6月14日のDeNA戦(ベルーナ)で4安打2失点した試合を最後に登録抹消された。
復権を誓った今季も12試合に登板し0勝2敗3ホールド、防御率4・09と結果を出せず。目標としていた「200セーブ」を前に、自ら12年間の現役生活にピリオドを打つことになった。
増田はNTT西日本から2012年のドラフト1位で西武に入団。3年目の15年に開幕からセットアッパーでフル回転しリーグ最多の72試合に登板、40ホールドをマークし最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。16年以降は高橋朋己に代わり守護神に定着していった。
前年の不振から復調した19年には4勝1敗30セーブ7ホールド、防御率1・81でチームのリーグ連覇に貢献し森友哉捕手とともに最優秀バッテリー賞を受賞した。
20年には5勝0敗1ホールド33セーブ、防御率2・02を記録し初の最多セーブタイトルを獲得。シーズン無敗のセーブ王は97年の佐々木主浩、09年の武田久に続く史上3人目の快挙となった。
プロ12年間の通算成績は559試合(570回)に登板し31勝38敗194セーブ、109ホールド、防御率3・03となっている。
2018、19年のリーグ連覇に貢献した西武主力の現役引退発表は先日、引退試合を行った岡田雅利捕手(34)、金子侑司外野手(34)に続いて3人目となる。
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