ヘンリー王子が３０日に英国へ帰国 チャールズ国王と「和解」の対面は実現するのか…

ヘンリー王子（ロイター）

ヘンリー王子が今月末に英国に帰国することが明らかになり、チャールズ国王との〝和解〟のための対面が浮上している。英紙ミラーが１８日、報じた。

ヘンリー王子は３０日にロンドンで開催されるウェルチャイルド慈善団体の年次表彰式に出席することが確認された。王子は１６年間にわたって重病の子供とその家族を支援する同団体の後援者を務めている。

王子は毎年授賞式に出席しており、今年は受賞者の１人に賞を授与した後、スピーチも行う予定だ。ヘンリー王子は「複雑な医療ニーズを抱えて生きる子どもたちの素晴らしい勇気と功績を称える今年のウェルチャイルド賞に再び出席できることを光栄に思います」と語っているという。

ここで注目されるのが１５日の誕生日に、３年ぶりにＳＮＳで祝福メッセージを送られたチャールズ国王との対面だ。疎遠になっていた国王からのメッセージは、確執に対する和解の申し出と見られていた。

ヘンリー王子は数週間以内に英国に来る予定なので、チャールズ国王が息子と関係を修復するための時間があるかどうか多くの人間が注目していると王室の情報筋は指摘する。

同情報筋は「ヘンリー王子とその家族との関係の亀裂や、王子自身の行いについては、多くのことが語られてきた。国王と同様、王子も和解に前向きだ。国王の健康、秋のオーストラリア訪問、そして治世の次の章が彼の主な関心事だが、息子との関係を改善する余地は常にある」とも語っている。

一時は息子からの電話を無視し続けているとまで報じられたチャールズ国王だが、祝福メッセージを送った直後だけに、いよいよヘンリー王子と〝和解〟のための対面が実現するかもしれない。