【広島】今月３度目の４連敗でとうとうＢクラス転落 新井監督「明日は勝つぞと思って…」

新井貴浩監督

悪夢はいつまで…。２０日、３位・広島は巨人に２―８で敗れ、今月３度目の４連敗。４位・ＤｅＮＡが阪神に勝利したため、４位に転落した。

先発・大瀬良大地（３３）が３回に二死から崩れた。１番・丸に内野安打を許すと、続く浅野に四球を与え走者を貯めると、吉川尚の先制適時二塁打、４番・岡本には失投の直球を左中間席に被弾とあっという間に４失点となった。防御率１点で鳴らすベテラン右腕が序盤でまさかの大量失点。試合前まで、９月の１６試合で５得点以上はわずか２試合のみと、攻撃の破壊力に欠ける赤ヘルには厳しい展開となった。

４回に３連打で１点を返したものの、３番手・塹江が７回に失策絡みで４点を失い勝負あり。巨人１３本、広島は１１本と両チームともに安打数は２ケタを記録したものの、赤ヘルは序盤から打線につながり欠き、得点は２点のみ。終わってみれば大敗で終わった。

試合後の新井貴浩監督（４７）は「勝敗は（監督である）自分が受け止めればいいだけなので。こういう状況だけど（選手たちは）明日は勝つぞと思ってみんな球場に来てもらいたい」としたが、今月はこれで３勝１４敗。９月１日にはリーグ首位で貯金最大１４を抱えたチームが、２０日間で大失速し、ついにＢクラスに転落した。