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小泉進次郎氏が全国演説会で存在感 石破氏ホームでもひるまず〝缶ビールとちくわ〟トーク

東スポWEB / 2024年9月21日 6時4分

小泉進次郎氏

自民党総裁選(27日投開票)は20日までに全国8か所での演説会が終了し、いよいよ終盤戦に突入した。政策はそれほど違いがない中で、地方演説会では党員・党友票の取り込みのためご当地ネタを織り交ぜての激しいマウント合戦が繰り広げられていた。

18日、愛媛・松山で行われた演説会で、トップバッターを務めた小泉進次郎元環境相は「松山市と私の生まれ育った神奈川県の横須賀市は観光友好都市。『坂の上の雲』のつながりで毎年、市長同士の交流、松山市役所の職員が横須賀の観光部局で働いていた」とつながりを披露し、「愛媛県議から初めて『紅まどんな』をいただき、衝撃を覚えた」と特産品ネタも忘れていない。

続く上川陽子外相は特に深いエピソードはなかったのか、「法務大臣時代、松山刑務所の事案が発生し、皆さまに本当にお世話になりました」。2018年に松山刑務所から脱走し、瀬戸内海の尾道水道を泳いで逃げた男の事件で、おわびをしてみせた。

意外な血統を明かしたのは河野太郎デジタル相で、「河野の名字で家紋に三という数字が入っていると大体、河野水軍の末裔なんだと。オヤジ(河野洋平元総裁)に『ウチは大三島の出なんだ』ということを聞いたことがある」と伊予地方(愛媛)の豪族だった河野家にルーツがあると驚かせた。

沖縄での演説会では基地問題が長年の課題とあって、「防衛大臣、農水大臣、外務大臣とアメリカと向き合ってきた。ハワイよりすてきな沖縄に世界中から人が来てもらいたい」(林芳正官房長官)、「沖縄には先月も伺わせてもらった。初めて大臣になったのは20年前の沖縄担当大臣。沖縄に来ている数は私が一番多いのではないか」(茂木敏充幹事長)、「沖縄担当大臣の時に家に帰って、化粧落としたら沖縄の市町村長の皆さんから『今、どこどこで飲んどるんやって、ちょっと顔出してくれへんか』。そこから5分で眉毛書いて駆け付けて、明け方まで泡盛を飲みまくった」(高市早苗経済安保相)とそれぞれが沖縄へ何度も足を運んでのつながりの深さをアピール合戦となった。

全体を通じて、演説巧者ぶりを見せつけたのは小泉氏だ。島根での演説会は隣県が石破茂元幹事長の地元の鳥取とあって、場内は石破氏推しの熱気に包まれた。「アウェーを感じています」(高市氏)とほとんどの候補がご当地ネタも出ないほど、尻込みする状況だった。

その中で、小泉氏は「石破さんファンの皆さん、てっきり石破さんの演説が終わったらみんな帰るんだろうなと思ったら、最後まで聞いてくれてありがとうございます。投票していただけないと思いますが、心からうれしく思います」と切り出した。さらに石破氏のアテンドで初めて寝台列車に乗ったとことを明かし「缶ビールとちくわをくれて、石破さんらしいなと。大切な思い出」と全乗っかりの抜け目なさだった。

各世論調査では小泉氏、石破氏、高市氏の三つ巴の情勢だが、終盤戦では3日連続で行われる政策討論会やテレビでの討論会が控えており、最後の最後まで何が起きるか分からない展開となりそうだ。

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