まだまだ注意したい熱中症 “草むしり四原則”を伝授 特に気を付けるべきなのは…
東スポWEB / 2024年9月22日 10時4分
【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】
スポーツトレーナー・永井正彦氏が、実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回の相談は、今の季節に伸び放題の雑草をむしる時の注意事項です。
【お悩み】夏場の草むしりで気を付けることは?(60代男性)
【アドバイス】日中を避ける、肌を露出しない、しゃがみ込まない、集中し過ぎない。
【解説】家の周りの雑草が伸びまくって、毎年蚊に悩まされているという男性。毎年自分で草むしりをするので、気をつけることがあれば教えてほしいという相談でした。
夏場は梅雨時期に栄養を蓄えた雑草がぐんぐん成長するので、草むしりや庭の手入れを行う人が増える時期です。
まず心がけてほしいのは、できる限り日中は避け、早朝や夕方に行うことです。炎天下を避けたとしても一旦始めると集中しがちなので、紫外線によって熱中症を引き起こしたり、体温が上がってしまって日射病の恐れもあります。直射日光が当たらないよう帽子なども必ず着用してください。
暑さ以外には虫も大敵です。蚊やブヨ、毛虫、ムカデ、ハチなど危険な虫はたくさん潜んでいるので、服装は長袖長ズボン。さらに小型扇風機を首からぶら下げたり、ファン付きの作業服を装着するなど、風を感じられる環境で行ってください。
草むしりでしゃがむ動作はスクワットをしていることと同じなので、しゃがみ込まないことも大事です。簡易椅子などに座りながら行えば、膝にも負担がかかりません。
熱中症は高温な環境に長くいないことが最大の予防です。定期的に休憩し、休憩時には水分を取り、脇に保冷剤を挟むなど、体を冷やすことも常に意識してください。
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