大谷翔平とジャッジの〝四球格差〟49個「勝負されていたらジャッジはもっと打っている」=米報道
東スポWEB / 2024年9月22日 17時13分
ドジャースの大谷翔平(30)とヤンキースのアーロン・ジャッジ(32)をめぐって〝四球論争〟が起きている。もっか52本塁打、53盗塁と前人未到の「50―50」をクリアした大谷と54本塁打、137打点と無敵の強打を誇る名門のキャプテン。ともにリーグMVPの大本命だが、米メディアが注目したのが両者の四球の格差だ。大谷が78個に対してジャッジは127個で、しかもそのうち20個が申告敬遠だという。
打順の並びはあるとはいえ、大谷は勝負される傾向にあり、特に快挙を達成した19日(日本時間20日)のマーリンズ戦では、11―3と大量リードの7回、二死二、三塁で打席に入り、左翼席に50号3ランを叩き込んだ。米メディアでは歩かせずに勝負したシューメーカー監督を称賛し「エッセンシャリースポーツ」は「誰もが故意四球と思っていたが、そうはしなかった。ジャッジは1試合で3度も四球されたことがあったが、大谷はチャンスを与えられ、歴史を作った。大谷はシューメーカー監督が偉大な男であると感謝しなければならない」と伝えている。
投手バウマンは歴史的な一発を浴び、チームは大敗の屈辱。しかし、試合後のシューメーカー監督は「敬遠策は野球的にも悪い行動だと思った。恐れずに立ち向かったチームを誇りに思うし、野球はそうあるべきだ。彼は史上最高の選手になるかもしれない。マーリンズ的にはよくない日だが、野球にとってはいい日だった」と話している。
ジャッジには厳しく、大谷には甘いというのか…。同メディアは「これはジャッジに起こることとは対照的だ。22年には多くの監督が彼のア・リーグ記録を阻止しようとしてきた。大谷は頻繁に四球を与えられない。ジャッジがもし、毎回大谷のように投球をされていたら、彼もクレイジーなことをしていたかもしれない。そう考えるのは間違っていない。2000年代のバリー・ボンズのような待遇を受けなければもっと打てたかもしれない」などとジャッジのファンの感情を代弁している。2人が今季の両リーグをけん引したのは間違いないが、四球をめぐる意見は分かれるところだ。
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