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大の里が一夜明け会見 後半戦の疲れは「乗り越えないといけない試練」「突破できて良かった」

東スポWEB / 2024年9月23日 12時48分

会見を行った大の里

大相撲秋場所(22日千秋楽、東京・両国国技館)で自身2度目の優勝を果たし、事実上の大関昇進を決めた関脇大の里(24=二所ノ関)が23日、茨城・阿見町の部屋で一夜明け会見に出席した。

14日目に大関豊昇龍(立浪)を撃破して優勝を決め、13勝2敗の好成績で場所を終えた。大の里は「朝起きて携帯が鳴りやまないぐらいの連絡がきていて、優勝した実感が湧いた」と満面の笑みを浮かべた。

初日の幕内熱海富士(伊勢ヶ浜)との取組で、土俵際の攻防を巡って物言いがつくも、軍配通り大の里の勝ちとなった。その後、12日目に幕内若隆景(荒汐)に敗れるまで11連勝。「一番のターニングポイント? 初日だと思う。ああいう形の相撲で勝ったのが、始まったばかりだけど(優勝への)風が吹くのかなと思っていた。体がうまく反応できたのが、一番大きかった」と振り返った。

25日に開かれる番付編成会議と臨時理事会を経て、正式に「大関・大の里」が誕生する。所要9場所での大関昇進は史上最速だ。「(今場所は)後半になるにつれて疲労もたまってきて、最後は気力だと思っていた。大関、横綱になっている人はみんなこういうキツい戦いを乗り越えてきている。そこを目指すためにも、乗り越えないといけない試練だと思っていたし、そこを突破できて良かった」と充実した表情を浮かべた。

看板力士として臨む九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けて「次はもうその番付(大関)になっていると思うので。気が早いけど、次の場所に向けてもう一度頑張りたい」と気を引き締めた。

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