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【ソフトバンク】常勝復活託された小久保監督が貫き通した「信念のタクト」独走でも緩みなし

東スポWEB / 2024年9月24日 5時8分

本塁憤死が相次いだ8月末には、三塁ベースコーチを担当していた井出外野守備走塁兼作戦コーチの判断を「もったいない」などと直接的に指摘し、同コーチの信念を問うた。

2人はともに1971年生まれ、公私で関係が深く、球団内でもよく知られた同志。私情を挟まず、忖度なく非難する姿は非情だった。就任と同時に胸に刻んだ「強いホークスを取り戻す」という使命。結果がすべてのプロにあって、それぞれの持ち場で責任の所在を明確にした。表向きは揺るぎない判断の連続だったが、人知れず苦悩や葛藤、大きな犠牲も払ったはずだ。

組織を束ねる上で、いつだって「厳しさ」のバランスは難しい。時にはハレーションを生む。それが政権交代の初年度であれば顕著だ。独走態勢を構築すれば現場に少なからず気の緩みが生じるのは自然。だが、シーズンを通してチーム内には常に緊張感があった。隙が生まれそうな要所で厳しさを前面に出し、嫌われ役をいとわない「強いリーダー」が信念をまっとうしたからに他ならなかった。

戦いは道半ばだ。日本一に向けての戦いがこの先も続くからだけではない。2025年以降も常勝再建の戦いが待ち受けている。パの覇権を3年失っていたチームを根元から変えるシーズン。「先の先」を見据えた小久保流のタクトがまずは一つ、結果を出したペナント制覇だった。

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