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周東佑京が悲痛告白 最愛母と4月に死別していた「今も正直しんどい」【ソフトバンク優勝手記】

東スポWEB / 2024年9月24日 11時4分

今年、これまで生きてきた中で一番ショックな出来事があった。4月に母を亡くした。まだ60代と若かった。今まで感じたことのない喪失感があった。覚悟はできていたつもりだけど、こんなに精神的に落ち込むとは思わなかった。シーズン最後まで見届けてくれると信じていたから、早い別れが余計にこたえた。闘病生活は約2年。病床からよく連絡をくれた。WBCで世界一に輝いた際、姉から母が元気を取り戻したと聞いた時はすごくうれしかった。僕の活躍を喜んでいると聞くたびに気持ちが入った。母からの連絡が来なくなった現実がとてもつらかった。実は精神的には今もしんどい。この数か月、野球があって本当に良かったと思っている。目の前の真剣勝負に集中することで、つらさが紛れているように思う。

小久保監督に心から感謝している。母の容体が厳しいと連絡を受けて、チームから一時離脱した。最期をみとることができ、母に別れと感謝の思いを伝えることができた。プロ野球選手として、戦いの場を離れる申し訳なさは当然あった。チームの皆さんの支えとご理解あってこそ。本当にありがとうございました。

妻は幼い子供たちを見ながら、献身的に支えてくれた。精神的にこたえる一年だっただけに、そばにいてくれる家族のありがたみを感じている。

3年間悔しい思いをさせてしまったファンの皆さん、日ごろの叱咤激励ありがとうございます。この後も日本一に向けた戦いが続きますので、ぜひともお力添えをお願いします。(福岡ソフトバンクホークス選手会長)

☆周東佑京(しゅうとう・うきょう) 1996年2月10日、群馬県太田市生まれ。28歳。東農大二高から東農大北海道オホーツクを経て、2017年ドラフト育成2位で入団。19年3月、支配下昇格。20年に13試合連続盗塁成功の世界記録を樹立し、シーズン50盗塁で育成出身初の盗塁王を獲得した。23年開催の第5回WBCでは日本代表として、3大会ぶりの世界一奪還に貢献。今季から選手会長に就任し、攻守でチームをけん引。180センチ、71キロ。右投げ左打ち。

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