高橋洋一氏 中国の日本産水産物輸入解禁に「日本を舐めすぎでないの」 男児刺殺事件と関連指摘

高橋洋一氏

元財務官僚で経済学者の高橋洋一氏が２４日までに自身のＸ（旧ツイッター）を更新。中国政府の〝魂胆〟に苦言を呈した。

中国政府は２０日、海洋放出を問題にして中断した日本産水産物の輸入を国際モニタリングなどの措置が取られた後から徐々に再開すると発表した。中国外務省は両国が今後の水産物輸入漸進再開など４項目に合意したとしているが、他方で「中国が直ちに日本産水産物の輸入を完全に再開するという意味ではない」と説明している。

このニュースに高橋氏はＸで「中国、日本産水産物輸入再開」と取り上げ「中国の日本人学校での男子殺害を受け、中国が出してきたのがミエミエ」と指摘。

今月１８日、中国南部・広東省深セン市で日本人学校に通う日本人の男子児童（１０）が男に刃物で襲われる事件が発生。男子児童は１９日に死亡が確認された。高橋氏は日本産水産物の輸入解禁は、男子児童の事件による反中意識の高まりを意識した措置という見立てだ。

同氏は続けて「なのですぐに再開しないでしょ、それより日本を舐めすぎでないの」と憤り。輸入再開議論はあくまでポーズに終わるとした。

中国では６月にも日本人母子が襲われる事件が起きている。