【巨人】阿部監督 ４年ぶりＶ〝珍作戦〟「力んだ方がいいかもしれない」

阿部監督

巨人・阿部慎之助監督（４５）が４年ぶりＶへ勝負所を迎えたナインに〝珍指令〟だ。

残り６戦で優勝マジックを「４」とした指揮官は「２６日（ＤｅＮＡ戦＝横浜）が山崎伊。１０勝がかかっているから、いかせる」と明言。今季９勝ながら今月は２戦連続でピリッとせず、ファーム調整を命じた山崎伊織投手（２５）の再昇格を明言した。

２５日のＤｅＮＡ戦（横浜）は戸郷翔征投手（２４）が中５日で先発する。最短Ｖは２７日の中日戦（東京ドーム）。勝負の５連戦で一気に悲願を達成する。

１試合の緊張感はこれまでの比ではない。１―０で競り勝った２３日の阪神戦（甲子園）後は監督自身「心臓が出てくるんじゃねぇかなって」と笑うほどだった。試合では選手に平常心を求めているものの、優勝経験のないヤングＧが硬くなるのも無理はない。

そこで指揮官は「『もう力（りき）めねぇ』っていうくらい力んだ方がいいかもしれないな。『力むな！』って言うと、力んじゃうから。もう体が壊れるんじゃねぇかなっていうくらい、力んだ方がいいかもしれない」と笑顔で命じた。果たして逆転の発想は奏功するか。