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大の里〝最速横綱〟はあるか? 秀ノ山親方は可能性に太鼓判「大関の地位で停滞する感じがしない」

東スポWEB / 2024年9月26日 6時3分

騎馬の上でガッツポーズをする大の里

次は〝最速横綱〟だ。日本相撲協会は25日、関脇大の里(24=二所ノ関)の大関昇進を正式に決定。昭和以降で最速となる初土俵から所要9場所での大関昇進を果たした。今後は番付の頂点を目指していくなか、元大関琴奨菊の秀ノ山親方(40=本紙評論家)は現時点での実力を「横綱級」と高評価。さらなる最速記録達成の可能性についても太鼓判を押した。

大の里は伝達式の口上で「大関の地位を汚さぬよう、唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進いたします」と決意表明。その後の会見では「大関という番付になれたんだなという実感がわきました。(横綱になって)もう一回、伝達式をやってみたい。まだ、ここで終わりじゃない。上へ上へ、頑張っていきたい」と早くも番付の頂点へ向けて意気込んだ。

秀ノ山親方は、大の里が2度目の優勝を果たした秋場所を改めて振り返り「大の里の強さだけが際立っていた。馬力で相手を圧倒して、安易に小手先の相撲に頼ることがない。組んでもよし、突いてもよし、相手によって取り口を変えられることも強み。土俵に立つ顔つきなんかを見ても、自信を持って勝負に臨んでいるなという印象を受けた」と絶賛した。

さらに、大の里が持っている「スター性」にも着目する。「審判として土俵下に座っていても、大の里が出てくると館内のムードがガラッと変わるのが肌で感じられた。もう、声援の大きさが違うから。みんなが期待しているし、期待されているような相撲内容で勝つ。すでにスター力士が持つ雰囲気を漂わせている」と指摘した。

昭和以降、初土俵から所要9場所の大関昇進は最速。今後は、さらなる最速記録にも期待がかかる。初土俵から横綱までは、羽黒山と照国が16場所で達成。大関通過場所数では、双葉山と照国がわずか2場所で横綱となった。年6場所制以降で区切れば、新入幕から横綱までの最速は大鵬の11場所。幕内5場所の大の里にとっては、こちらも射程内だ。

秀ノ山親方は、大の里が新たな記録を達成する可能性について「十分にあると思う。秋場所で琴桜と豊昇龍の両大関に勝った相撲を見ても、全く寄せ付けていないから。すでに横綱のような相撲を取っているし、大関の地位で停滞する感じがしない」と太鼓判。「後ろに下がらずに前に出る相撲だから、大きなケガもしないと思う。正攻法でスケールの大きい横綱になれる」と期待した。

その大の里は、新大関として臨む九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)でどのような相撲を見せるのか。今の快進撃を続ければ、年明け早々の綱取りも夢物語ではない。

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