【広島】終盤に大失速した新井鯉の恋人は誰!? 現場関係者から声が上がった〝補強ポイント〟
東スポWEB / 2024年9月26日 6時3分
セ4位の広島は25日のヤクルト戦(マツダ)に1―3で敗れ、自力CS進出の可能性が消滅した。
1日時点で「14」あった貯金も大失速で底をついたが、試合前の本拠地で行われたスカウト会議では大学、社会人の指名候補選手の投手17人と野手20人の映像を確認。絞り込み作業を行った中には宗山塁内野手(21=明大)や金丸夢斗投手(21=関大)、渡辺聖弥外野手(22=大商大)ら他球団との競合が予想される大学生のドラ1候補も含まれ、田村スカウト部長は「(例年より)個々のレベルは高い」とした。
次回は高校生を含めた全カテゴリーの候補が出そろう10月中旬ごろを予定し、指名選手や人数などについても「おそらく次の会議ぐらいで、はっきりするんじゃないかと思います」と明かした。
一方、現場関係者からは「右の即戦力野手を」との声が上がる。というのも、51本塁打はリーグ最低で392得点も同5位。打撃力の向上は就任2年目を迎えた新井貴浩監督(47)率いるチームにとって喫緊の補強ポイントとなっている。特に末包や堂林ら右の中距離打者の層が薄い状況だ。
その条件に最もあてはまるのが青学大で4番を務める中堅手・西川史礁外野手(21)という。3月には大学生ながら侍ジャパンにも抜擢され、こちらも1位指名となれば競合必至の逸材だ。
近年の赤ヘル打線は小園や坂倉など中核を担う左打者が定着した一方、右打者は2021年に38本塁打、88打点を記録した鈴木(現カブス)以降、22年は会沢の33打点、23年は堂林の35打点が日本選手の最多打点。そこを補うべく助っ人の右打者を獲得したが、中軸に定着するまでには至っておらず、今季は9本塁打、36打点の末包が孤軍奮闘状態となっている。
シーズン終盤のライバル球団を見渡しても22年のドラ1で巨人は浅野、阪神では森下、20年のドラ2でDeNAの牧らが打線の屋台骨を支える存在。カープでも和製の中軸をもう1人…。9月に入って4勝17敗と大ブレーキがかかったチームでは、そんな声がますます切実なものとなっている。
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