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【中日】OB門倉健氏 山本昌氏を次期監督に猛プッシュ「今の時代の指揮官として合っている」

東スポWEB / 2024年9月28日 5時3分

中日OBの名球会投手・山本昌氏

中日・立浪和義監督(55)の後任指揮官は誰がなるのか?。候補には井上一樹二軍監督(53)、仁村徹編成統括(62)、矢野燿大前阪神監督(55)、OBの山崎武司氏(55)らの名前が挙がっているが、中日OBで本紙評論家の門倉健氏は山本昌氏(59)を猛プッシュ。門倉氏が球団最多219勝のレジェンド左腕を推薦する理由とは――。

中日の次期監督候補としていろいろな方の名前が挙がっていますが、僕は山本昌さんに指揮を執ってもらうのがいいんじゃないかと思っています。

僕が言うのも大変失礼なのですが、山本さんは現役時代、速いボールで抑えるタイプの投手ではなかった。そんな中でどうすればプロで生き残っていけるかと、いろいろ考えながらプレーしてきたと思うんです。そういう考えの持ち主なので、ドラゴンズをどうすれば建て直せるのか、いろいろな角度から考えて変えていくことができる方なんじゃないかなと思うんですよ。

それに山本さんの性格は、今の時代の指揮官として合っていると思います。温厚ですし、みんなから慕われるタイプ。話しやすい方ですし、選手と距離を作ることもない。山本さんは選手に寄り添っていくという性格の方なので、そういう面でもいいのかなと思います。

僕も現役時代はお世話になりましたし、いろいろなことを教えてもらいました。後輩の面倒見もよかった。山本さんのことを嫌う人はいなかったんじゃないかな。聞きに行けば何でも答えてくれたし、人をほめるというか、気持ちが乗っていけるような言葉をかけていただきました。

昔は星野監督みたいに厳しい指導で、そこから「なにくそ!」と選手はなっていたけど、今はそういう指導だと選手がシュンとなってしまう。ポジティブな言葉を掛けながら接していった方が選手も乗って、いい成績にもつながると思います。

3年間、立浪さんが監督をやってファンも戻ってきた。立浪さんの人気、スター性というのはすごくあったと思うし、球場にお客さんがたくさん入るということで、選手も刺激になると思う。そういう意味でも立浪監督と同じレジェンドである山本昌さんが戻ってきて、監督をやってもらうことでお客さんも集まると思うし、山本昌さんがいいのかなと思います。

山本さんが監督になった場合、ヘッドコーチはやっぱり井上さんがいいんじゃないですか。二軍監督を務めているので若手選手のこともよくわかっている。井上さんも山本さんと一緒にプレーしてきて、お互いの性格を知っています。それに山本さんは性格的に絶対に誰とでもうまくやっていけると思います。

監督が変わるとスタッフも総入れ替え的な感じになりますが、今いる人を残しつつ、新しい顔も入れていくという形のがいいと思います。打撃コーチは和田さん、投手コーチは落合さんに引き続きやってもらう。和田さんは細川を育てましたし、石川昂も成長中。新しい人を入れてゼロからスタートするよりも、若い選手が育ってきているので、その辺を分かっている人が打撃コーチをやった方がいいと思います。

山本さんに関してはコーチ経験がないということを不安視する人もいると思いますが、それを補って余りあるものがある。僕は強いドラゴンズ復活のためには山本昌監督が1番適任ではないかと思います。(本紙評論家)

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