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【西武】増田達至 引退セレモニーで11歳長男〝感動スピーチ〟「パパは誰よりも優しい心の持ち主」

東スポWEB / 2024年9月28日 19時39分

愛息のスピーチに「僕よりうまかった」と脱帽した西武・増田達至

西武・増田達至投手(36)が28日のロッテ戦(ベルーナ)で引退試合を迎え試合後、引退セレモニーを行った。

7回の最終登板では142キロのストレートを岡に左前打とされた増田だが「自分らしくてよかったかなと思う。投げることよりもスピーチのことで頭がいっぱいで(前日は)何も考えられなかった」と報道陣を和ませた。

そしてセレモニーの中では4人の子供たちから花束を受け取り、サプライズで11歳の長男から感謝の手紙を朗読された。

「12年間現役生活お疲れさまでした。今まで頑張ってくれたパパにどんな話をしようか考えた時に、この話をしようと思いました」と切り出された話は、球場に残った西武、ロッテファンの全てを感動させるこの日一番の〝スピーチ〟となった。

長男はまず「僕が生まれた日、僕は718グラムで生まれ、多くの医療従事者の方の力を借りて蘇生され大変だったそうです。決して『おめでとう』と言える状況ではなかったと聞きました」と自らの出生時の話を切り出した。

その上で「パパはママに『この子がどんな状況になってもオレは野球を頑張るから、今を頑張ろう』といった話を聞きました。そんな僕は11歳になりました。僕は物心がついた頃から野球が日常の中にあり、埼玉西武ライオンズと共に生きてきました。パパがくれたこの耳と目でパパが抑える姿を何度も見てきました。パパが打たれてつらそうな時、僕たち家族は笑って過ごしました。パパが一番悔しくてつらいことが分かるからです」と朗読。

続けて「僕にとってパパは不器用だけど、誰よりも優しい心の持ち主です。誰よりも誰よりもカッコよくて優しい人で、家族を守るカッコいい父親です。これから先、どんなことがあっても家族一緒なら乗り越えていけるよね。ライオンズファンの皆さま、僕は埼玉西武ライオンズが大好きです。僕の大好きなパパ・増田達至を忘れないでください」と結んだ。

朗読の途中で、何度も増田はドームの天井を見上げ、涙をこらえていた。そして長男の〝スピーチ〟が終わると、ロッテファンを含めた場内から大きな拍手が沸き起こった。

セレモニー終了後、増田も「ボクよりうまかったんじゃないですか」と絶賛する感動の〝スピーチ〟となった。

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